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「ビジネスInstagram基礎:「つながる」から「獲得する」までの全ステップ」講義レポ

SK-IIと渋谷区、meeTalkが連携し共同で開催する「女性起業家支援プログラム」。新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けた東京を拠点に中小ビジネスを経営する女性起業家を支援する目的で、参加費無料で1ヶ月にわたり開催されました。

コロナ禍でもビジネスを継続し成長させるために必要な、学びとネットワークの場として毎週様々なセッションが開催されており、今回はトレーニング講座のひとつで、Facebook Japanの協力のもと7月26日に開催された「ビジネスInstagram基礎:「つながる」から「獲得する」までの全ステップ」の様子をお届けします。Instagramをビジネスで活用する上でのポイントを、講師を務めたFacebook Japanの大島恵介さん、陶沙さんの両名から伺いました。

※翌日に開催された「ビジネスInstagram実践:顧客を広げるアカウント運用術や売上に繋がるショップや広告設定方法などをプロと一緒に学ぼう!」のレポートは👉こちら

では早速、みていきましょう!

《目次》
 ■ ビジネスInstagramの特徴
  1. パーソナライズ表示で欲しい商品やサービスが見つかる!
  2. 「見つけてもらう」ための様々な機能がある!
  3. 商品やサービスのストーリーが写真や動画で伝えられる!
 ■ ビジネスアカウントの開設方法
  ・アカウント開設→ビジネスアカウントに切り替えるだけ
  ・ビジネスアカウントも無料で利用可能(だだし広告配信は有料)
 ■ ストーリーズとフィードの運用ポイント
  ・ストーリーズ=スタンプやリポストを使ったコミュニケーション
  ・フィード=投稿のスタイルや内容・色を統一することで一貫性を演出
 ■ ハッシュタグ設定の豆知識
  ・フィードでは5個ほど、ストーリーズでは1個が推奨
  ・ハッシュタグが多すぎるとスパム認定される可能性も!
 ■ Instagram広告について
 ・広告の目的を定義しゴールを設定すること
 ・小売業や飲食業でより便利に使える機能も活用を

■ ビジネスInstagramの特徴

自社の商品や店舗のPRにInstagramを利用されている方は多いかと思います。なんと、月間アクティブアカウント数が世界で10億となっています。ビジネスとも相性の良いプラットフォームで、90%の利用者がビジネスアカウントをフォローしています。

Instagramのミッションは「大切な人や大好きなこととあなたを近づける」。独自のアルゴリズムで、利用者ごとにパーソナライズしたコンテンツや広告を表示しています。

では、利用者が好きなことを求めてやってくるInstagramのビジネス利用での特徴とはなんでしょうか。

まずは、「つながる」点が挙げられるでしょう。先に述べたように、利用者が興味を持ちそうな投稿をパーソナライズして表示するため、83%の利用者がInstagramで商品やサービスを見つけたと回答しています。

次に、「発見してもらう」点。オーガニック(非広告)と広告の両方を利用することで、より多くの利用者に発見してもらえる良いサイクルが生まれます。また、85%の利用者がフィードやストーリーズなど、Instagramのさまざまな機能を利用しているため、異なる機能を幅広く活用することも大切です。

そして最後に、「ストーリーを伝える」点。Instagramでは、利用者の利用時間のうち、約6割が画像に視線を集中している時間となっています。つまり、写真や動画などビジュアルで自社や商品のストーリーを伝えることがポイントです。


■ ビジネスアカウントの開設方法

それでは、Instagramのビジネスでの運用方法はどういった流れなのでしょうか。

まずは、アカウントを作成しましょう。個人アカウントを作るときと同様の方法で設定したら、ビジネスアカウントに切り替えます。ビジネスアカウントでは、広告の配信、インサイト(投稿のリーチ数などデータの閲覧)、問い合わせボタンの追加(メールや電話など)が可能です。なお、ビジネスアカウントで使える機能のうち、有料なのは広告の配信のみで、他はすべて無料で利用することができます。

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設定が完了したら、プロフィールの紹介文などを充実させて、どのようなビジネスなのか分かりやすく表記するなど、フォロワーではない利用者にも印象に残るようにアカウントを整えます。


■ ストーリーズとフィードに着目を!

Instagramの運用では、アルゴリズムを押さえた投稿が肝です。まずはストーリーズとフィードをどちらも活用しましょう。どちらも、利用者の関心にあったコンテンツか、利用者との関係性や最近の投稿であるかなど、さまざまな要素をもとに利用者にパーソナライズされた表示順になっています。

ストーリーズの投稿でのポイントは「自分ごと化」と「会話」。質問スタンプなどインタラクティブなスタンプやリポストなどを利用して、利用者とのコミュニケーションを図りましょう。

フィード投稿は、プロフィールの印象を決めるために重要です。内容の一貫性を持たせて投稿していきましょう。一貫性は、投稿のスタイルや内容・色を統一することで出せます。宣伝色が強い投稿は、エンゲージメントが下がってしまうので、フィードでは避ける方がよいとのこと。一貫性が欠けている投稿は、後からアーカイブして非表示にしても良いということでした。

どちらも、インサイトを確認し、投稿内容をチューニングしていきましょう。


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ハッシュタグ設定の豆知識

日本の利用者がハッシュタグ検索をする回数は、グローバル平均の5倍以上

投稿にハッシュタグと位置情報タグを入れることで、フォロワーではない方からの発見を促しましょう。ハッシュタグの個数は、関連しているトピックを厳選し、フィードでは5個ほど・ストーリーズでは1個が推奨されています。ハッシュタグが多すぎると、最悪の場合ではスパムと認定されてしまうため、注意しましょう。

さらに多くの利用者に届けるためには、広告の活用をするとフォロワー以外にリーチを広げられます。予算を設定し、1日数百円からでも広告出稿が可能なので、ぜひ試してみてください。


■ Instagramの広告について

Instagramでの広告は、フィード広告・ストーリーズ広告・発見タブ広告で、各利用者にパーソナライズされた形で利用者にリーチします。これらの広告を実施する際には、広告の目的を定義し、ビジネスゴールを設定することが重要です。

Instagramで広告を始めるためには、Instagram上で「投稿を宣伝する」ボタンから行えるほか、「広告マネージャー」で管理することも可能です。

広告マネージャーでは、広告キャンペーンを作成することで一括で複数の広告を配信することが可能です。目的は「認知」「検討」「コンバージョン」といったマーケティングファネル上のフェーズに合わせて利用者に実行して欲しいアクションを思い描き、設定しましょう。

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キャンペーンの目的が選択できたら、地域など利用者の属性を入れ込みオーディエンスを作成します。ここは最初から細かく設定しすぎず、運用の中でどのような方が見てくれているのか、観察しつつチューニングしていきましょう。

Instagramは顧客獲得のための施策も実施可能です。飲食店向け・小売店向けで活用できる機能はそれぞれ異なります。

飲食店向けとしては、プロフィール画面にアクションボタンを設置して、Instagram上で来店予約の受付、デリバリーやテイクアウト注文の受付などが可能です。

小売店にはInstagramの「ショップ機能」の活用で、自社オンラインショップへの導線を作り、発見や購入を促進することがおすすめです。オンラインショップがまだない場合は、BASE・shopifyといったプラットフォームでショップを開設することで、Instagramでスムーズにショップ機能が利用できるようですよ!

利用者と「つながる」、リーチを「広げる」、そして顧客を「獲得する」ことが可能なInstagramを活用し、ビジネスの発展に役立てていきたいですね。

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イベント名:女性起業家支援プログラム
日時:2021年7月21日(水) 〜 8月20日(金)
内容:女性起業家・事業主のビジネスをサポートするための1ヶ月の学び、ネットワーキングのためのプログラム
参加費:無料
主催:SK-II、meeTalk
協力:渋谷区、Facebook Japan、Google
公式HP:https://meetalk.org/sk2changedestiny/

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meeTalkでは、女性起業家コミュニティも運営しています。
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https://www.facebook.com/groups/meetalk
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ライター:若旅多喜恵

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