「ビジネスInstagram実践：顧客を広げるアカウント運用術や売上に繋がるショップや広告設定方法などをプロと一緒に学ぼう！」 講義レポ
SK-IIと渋谷区、meeTalkが連携し共同で開催する「女性起業家支援プログラム」。新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けた東京を拠点に中小ビジネスを経営する女性起業家を支援する目的で、参加費無料で１ヶ月にわたり開催されました。
コロナ禍でもビジネスを継続し成長させるために必要な、学びとネットワークの場として毎週様々なセッションが開催されており、今回はトレーニング講座のひとつで、Facebook Japanの協力のもと7月27日に開催された「ビジネスInstagram実践：顧客を広げるアカウント運用術や売上に繋がるショップや広告設定方法などをプロと一緒に学ぼう！」の様子をお届けします。講師を務めたFacebook Japanのマッカイ英里さんがInstagramを実践的に活用する方法をじっくり解説してくださいました。
※前日に開催された「ビジネスInstagram基礎：「つながる」から「獲得する」までの全ステップ」のレポートは👉こちら
では早速、みていきましょう！
《目次》
■ ビジネスアカウント：設定編
1. ビジネスアカウントを管理する人を決める
2. 必要な企業情報（HP, 電話番号, メールアドレス等）は事前準備を！
3. Facebookのビジネスページとの連動で相乗効果？！
■ ビジネスアカウント：運用編
・フィードでは“一貫性”を意識する
・ストーリーズでは“双方向性”を意識する
■ ビジネスアカウント：投稿編
・特別な機材は不要！スマホを使ってまずは気軽に投稿スタート
・インスタライブのポイントは「事前告知」と「定期配信」
■ 新機能「ショップ機能」を活用しよう！
・2020年夏からプロフィール上にショップを設置できるように！
・利用前には必ずコマースポリシーを確認しましょう
■ ビジネスアカウント：広告編
・「広告の投稿」ボタンからワンクリックで簡単広告配信！
・「広告マネージャー」を活用してより効果的な広告配信が実現可能
■ ビジネスアカウント：設定編
国内で3300万アカウントを超える利用者を抱えるInstagram。そのビジネスアカウントを作成する場合は、どのような準備が必要なのでしょうか。
まずは、ビジネスアカウントを管理する人を決めましょう。企業・事業規模が今後拡大していくことを見据え、半永久的にアカウントが管理できる方が望ましいです。小規模の企業のInstagram運用では経営者自身で作成することも検討するのがよいでしょう。
Instagramの通常のアカウントを作成したら、ビジネスアカウントに切り替えましょう。そのほか下記の情報も忘れずに用意しておきましょう。
⚫︎ WebサイトのURL
⚫︎ 電話番号
⚫︎ E-mailアドレス
⚫︎ プロフィール写真用の画像
可能であれば投稿用の画像や動画も用意しておき、アカウント立ち上げ直後から盛り上げていくことがおすすめです。
加えて、Facebookのビジネスアカウント・Facebookビジネスページを作成することもご検討ください。必須ではありませんが、幅広い層の方々に投稿・広告を通じてリーチできるようになるほか、イベントなどの管理も簡易になります。
■ ビジネスアカウント：運用編
Instagramは、さまざまな機能を通じてお客様とのタッチポイントを作ることが可能で、プロフィール・ショップ・ストーリーズ・リール・IGTVなどで「好き」「ほしい」といったポジティブな感情を呼び起こすことができるという特長があります。
そのなかでも、「フィード」と「ストーリーズ」は特に利用していきたい機能です。フィードでは一貫性を出す投稿を心がけましょう。ストーリーズ投稿では、自分ごと化できるコンテンツを、会話するように楽しめるようにすることがポイントです。リポストやメンション・インタラクティブなスタンプを活用しましょう。
いずれも、多くの他社事例を見て、自社の事業に活かしていくことが重要です。
■ ビジネスアカウント：投稿編
Instagramに投稿する際に、特別な機材は必要ありません。まずはスマートフォンを使って撮影してみましょう。
フィード投稿では、既存の画像をアップロードするか、Instagram内で撮影も可能です。そのあと、「編集ツール」で明るさや彩度を調整、フィルターやキャプション、位置情報などを追加してフィード投稿が簡単にできます。
24時間経つと消えることが特徴のストーリーズの投稿も同様です。さらに、さまざまなクリエイティブツールが用意されています。スタンプ・ARカメラエフェクト・インタラクティブなスタンプを活用しながら、フォロワーの方々とのつながりを深めましょう。
ストーリーズは「ハイライト」としてプロフィール画面に保存することも可能です。
Instagramライブでは、配信を行うことでお客様との関係構築に役立てられます。事前の告知と定期的な配信で、お客様とのコミュニケーションを深めましょう。配信後にIGTVにアーカイブ動画をアップロードしたり、フィードにその動画のプレビューを投稿するなど、配信しているとき以外にもコミュニケーションを深めるきっかけが増えます。ライブを行う際は、回線が安定しているかを必ずご確認ください。
👇 女性起業家支援プログラム公式Webサイト
https://meetalk.org/sk2changedestiny/
■ 新機能「ショップ機能」を活用しよう！
日本では、商品タグがついている投稿から商品詳細を見た利用者の割合が、2019年と2020年を比較して65％増加したそうです。また、日本のInstagram利用者が商品詳細を見る割合は、なんと他国の平均の約3倍とのこと。
昨年夏には、Facebookショップ機能という新機能が登場し、フィード投稿やストーリーズ投稿に商品タグを付けるだけでなく、FacebookやInstagramのプロフィール上にショップ（自社商品を一箇所に表示できるページ）を設置できるようになりました。注目度が高まっている、ショップ機能をぜひご検討ください。
フィード・ストーリーズ・リール・IGTVで商品タグ付きの投稿を実施し、そこからアプリ内の商品詳細のページ、そして外部ECサイトに遷移させ、購入へと至る流れを作ることが可能です。
ショップ機能を利用するためには、下記の2点を満たす必要があります。
⚫︎ 主に有形商品を販売するビジネスである
⚫︎ コマースポリシーを遵守しているビジネスである
特に、25項目あるコマースポリシーに違反してしまうとショップ機能の利用ができませんので、ご注意ください。
■ ビジネスアカウント：広告編
Instagram広告を始める方法は2通りあります。最も簡単な始め方は「投稿の宣伝」、一歩上の広告運用ができるのは「広告マネージャー」です。
「投稿の宣伝」では、Instagram上で宣伝したい投稿を選択、もしくは投稿時にチェックを入れるだけで広告の配信が可能です。タップして表示した方の数や、広告に対してアクションを起こした人の数をトラッキングできます。
「広告マネージャー」では、InstagramとFacebookの両方での広告の作成が可能です。広告の掲載時期や掲載場所の管理、キャンペーンの作成や、キャンペーンのパフォーマンス追跡までが可能です。代理店のみなさまがよく利用されている方法です。Facebookのビジネスマネージャーを作成後に、広告マネージャーを利用されると、さまざまな広告配信が可能になりますのでご検討ください。
Facebookビジネスマネージャーを作成される場合は、所有権を明確にするために、代理店ではなく自社でまず作成をしましょう。のちに代理店などに運用をお願いする際に、権限を追って付与しましょう。
より多くの利用者にリーチしたい・分析をしたい場合は、広告マネージャーを活用することがおすすめされていました。
Instagramを継続的に運用し、効果的に広告を利用することで、ビジネスを発展させていきましょう！
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イベント名：女性起業家支援プログラム
日時：2021年7月21日(水) 〜 8月20日(金)
内容：女性起業家・事業主のビジネスをサポートするための１ヶ月の学び、ネットワーキングのためのプログラム
参加費：無料
主催：SK-II、meeTalk
協力：渋谷区、Facebook Japan、Google
公式HP：https://meetalk.org/sk2changedestiny/
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ライター：若旅多喜恵
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