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嘘のような海の中に閃いた。無明、無銘 善良である中に閉ざされている どんな音も無明に近しい…
ある日、徒労に終わりゆく 蜂たちの集いを突っついて酷い目に 草むらの中に飛び込んでは…
涼んでいた 焼け落ちる列車を前に ズカズカと入り込み 懐中には 愛するものの蓋 靡く…
明滅すら奪われた蛍光灯の居場所、有毒ゴミの中で自分が有毒とも知らず「世界の腐敗を正さね…
うるうるした ぎりぎりと 冷たい土地 連携も出来なくて くるくると 摩滅する視座 宝も忘れたの…
そぞろと消えゆ 人好きのジャーク 流れ着く言葉にフレッシュな幸福論の途上 波間から取り出…
惚けたように舌で溶かした、チョコレート 輪になりつつミルクの中の不正 金は無限に湧いてくる国では普遍的価値 ざらつく庭に荒廃と欲に突き動かされ かつて生きられた肉は今では無能 遅れてきてやって来ては増強された生存者の暴論 「お前の中に沈み込む、過剰を呑み込め」 恥晒しは堂々と歩き回りささくれ立つ 「競争の力、全ては差し控える」 泥に対抗しながらの 品評会に臓物を ガニ股で当道 危うく道を踏み外し 弾む 高熱の最中溶け出す家、渡り鳥はささくれ立つ 空想の世界、妄想の社会、
眠り毛の満ちた中に疲れた顔で迎えに来る。 正しくは安らかなる手、または微かな種 傷付…