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詩作 凡庸なる自然たち

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言葉を並べて、詩と謳った凡庸な表現たち。 そこに映し出されるものだけを切り取っている。
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2023年12月の記事一覧

詩 絶叫マシン、人

 明滅すら奪われた蛍光灯の居場所、有毒ゴミの中で自分が有毒とも知らず「世界の腐敗を正さね…

釘
5か月前
1

詩 時に心臓の鳴る

うるうるした ぎりぎりと 冷たい土地 連携も出来なくて くるくると 摩滅する視座 宝も忘れたの…

釘
6か月前

詩 朧

そぞろと消えゆ 人好きのジャーク 流れ着く言葉にフレッシュな幸福論の途上 波間から取り出…

釘
6か月前
2

詩 溶けて到来

惚けたように舌で溶かした、チョコレート 輪になりつつミルクの中の不正 金は無限に湧いてくる…

釘
6か月前
8

詩 迷うな、師は高らかに

 眠り毛の満ちた中に疲れた顔で迎えに来る。  正しくは安らかなる手、または微かな種  傷付…

釘
6か月前
4