私とカメラ① Polaroid SUN660
初めて触れたカメラは前にも書いたことがあると思うけど、Canonのフィルムカメラ。家にあったカメラで、多分、祖父か祖母が購入したもの。
記憶の中では祖母がカメラを使っている姿を見たことがないので、もしかしたら別の親戚のカメラかもしれないけど。
あの日、どうして写真を撮りに行こうと思ったのかは本当に謎。雪が積もった日。外に出ると誰もいない。子供が一人、カメラを首からぶら下げて歩いている光景は今思うとなかなか不思議なものです。
それから年月が経ち、プリクラという写真シールが作れる機械が流行りました。数百円でその場ですぐに仕上がる写真。いろんなフレームがあり好みのものを選ぶのが楽しく、友達と交換したりしてコレクションするのが楽しかった。
あれは友達と過ごした学生生活を形に残したいという欲求を充分に満たしてくれるものだったと思います。
そのプリクラの延長線上にあり、もう少しファッション的な感覚があったチェキ。プリクラ同様、その場ですぐ仕上がりが見れるのが魅力的なカメラでした。
子供の頃、手にしたカメラでは風景ばかりを撮り、学生時代には自分の交友関係を残したいとインスタントカメラを使い、様々な形で写真は生活と近い位置にいつもありました。
働き出した頃には写ルンですやSONYなどのデジカメ(コンデジというの?)を何度か買い直し、旅行の思い出を撮りました。
そして最後に手にしたのはスマホ。デジカメを手放したのもスマホで簡単に写真が撮れることを知ったのがきっかけです。一つで済むのなら多くの道具を持つ必要がないとその時は考えていました。
今年、スマホで撮った近所の風景写真を上手だと言ってくれた方がいました。お世辞かもしれないけど、嬉しかった。その日から少しづつ、こんな感じかな?どうかな?と思いながらスマホで写真を撮るようになります。
悩む時期もありましたが、結果的には写真を撮るのって楽しいなと思うことのほうが多かったです。
夏頃、昔使ったチェキを思い出し、フリマサイトでポラロイドカメラを購入しました。それがSUN660です。現在でも販売しているフィルムが使えるものをと思い、探しました。
最初、使い方がよく分からずフィルムを数枚ダメにしてしまい、それからYou Tubeを見て使い方を真似して何枚か撮りましたが私には使いこなせませんでした。
ボタンを押して、フィルムが出てくる感じはレトロな雰囲気が漂っていて楽しいのですが仕上がりは想像していた感じとは異なりました。
過去の思い出と今を重ねてみて、今はこういう写真が撮りたいわけではないということが分かっただけ良かったかなと思っています。
少しの間だったけどありがとう、ポラロイドカメラさん。
この日から私のカメラ探しの旅は続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?