マリと開運と私 2023/2/20 魚座新月

新月に願い事を書き始めて2回目。
マリに言われて作ったノートに、ボイドタイムを避けてお願いを書いた。
私は______した。
という形式で、10個書き上げた。
お願い事ならたくさんあるけれど、
10個までだから、それ以上は書けない。

その頃私は、ときどき行く仕事先で
ちょっと気になる男性がいた。
名前しかわからない。
どこに住んでいるのかも、年齢も、既婚者かどうかもわからない。
一番現実的なお願い事は、その人からメールがくること。
仕事の依頼のメールはくるけれど、
個人的なやりとりがしてみたかった。
二番目に現実的なお願い事は、
マッチングアプリで気の合う男性に出会えること。


派遣で土日祝日だけ行っていた仕事先に、
アプリで知り合った人と婚約した女性がいた。
私の担当していた仕事と、彼女の担当は違っていたから、
お話したことはなかったけれど、役職がついた女性だったし、
同じフロアーにいたので、名前と顔は知っていた。
ある日休憩中に、独り身の派遣仲間から
「彼女、マッチングアプリで知り合った人と婚約したんだって!
私にもアプリやりな、って、勧めてきたんだよ~。
私はそういうのには全く興味ないのにさ」
と聞き、ちょうどアプリに興味津々だった私は、
思い切って彼女に声をかけて聞いてみた。
とても親切に、3つのアプリを勧めてくれた。
2つは有料だった。
無料のアプリに対しては、元々ちょっと疑念があったけれど、
素敵な出会いに成功した人のお勧めなのだから、安心できる。
お金を払ってまでは……と思っていた私は、
その無料のアプリに登録してみた。
登録はしたものの、よく使い方が分からずに、
ときどきちょっと覗いてみる程度だった。

紹介してくれた女性は、ぽっちゃりしていて、
お世辞にも 美人 とは言えなかった。
私より年上に見えるけれど、今まで独身だったのかな…
と思っていたら、お喋りな派遣仲間が教えてくれた。
「〇〇才らしいよ。もう社会人のお子さんがいて、
旦那さんの方から離婚を切り出されたんだって」
なんと同い年だった。
特別に美人と思うわけでもない同い年の女性が婚約できたのだから、
頑張れば私もパートナーが見つかるかな…とは思ったが、
彼女は、写真館でお金を払ってプロフィールの写真を撮り、
「100人以上には会った」
と言っていたらしい。
ちゃんと努力をした結果だ。


魚座新月のその日は、マリに言われた通り塩風呂に入り、
塩風呂の中で瞑想してみた。


【続きはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?