我ながら変な性格

私は日本の大学受験をしたにも関わらず入学を辞退し高校卒業してすぐ韓国に留学しにきた。小学生の時から授業中によく発言する活発な女の子だったし中学から6年間ほぼ男子しかいない環境で陸上をしてきた。

ここまでの背景をみると一見度胸があって肝が据わってるようにみえるかもしれない。というか今まで出会ってきた大半の人にそう言われてきた。

けど実際は黒板の前で授業の発表をするだけで足がガクガク震えたり、ずっと気になってるお店に入ろうとしても雰囲気に圧倒されて何度も断念したり新しいことを挑戦するときはいつも尻込みするし新しい環境も苦手だ。

自分自身が考える性格と第三者が考える私の性格があまりに違いすぎて正直戸惑う。虚像でしかないのに期待をされるとそこに応えなきゃいけないと勝手に頑張りすぎてしまう。結果として自分を追い詰めるから自分自身もギャップに頭が追いつかなくて苦しくなる。もう自分が本当はどんな性格なのか分からないし、誰にも本当の自分が理解されてないような気持ちになる。

本当の自分を見せようとしてないのは自分なのに。相手が求める自分になりたくて取り繕って背伸びして嘘で固める。

そうしてきてよかったことももちろんある。人見知りだったはずなのに誰とでも喋れるようになったり、泣き虫だったはずなのに打たれ強くなったり、、、大人になった。けど決して賢く生きれるようにはなっていない。不器用だから遠回りしてしまうしお節介だから損をする。だけどそんな自分が人間らしくて愛おしいとも思う。

日本のなかのさらに東京という狭いコミュニティの中でもこんなに私は変わってしまったのにこれからの私はどう変わっていくんだろう。変わっていくことに少しの寂しさを感じるが面白いとも思っている。せっかく1回しかない人生、そこら辺にいるただの女子学生（18）じゃなくて唯一無二の存在になりたい。といってもまだ韓国の고시원で燻っているだけもフリーター一歩手前の留学生でしかないが。

ここから10代、20代のアイコンになれたら夢があると思わないか？

私は絶対一般職に就職して結婚適齢期にパートナーと結婚して幸せな家庭を築いて、、なんていう人生は送らない。というか社会と価値観がずれすぎて送れない。