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【全鍋、バカうま】鍋ドラフト選手権 ログ

2/5に「鍋ドラフト選手権」を主催したので、その記録をここに残します。

企画概要:

5チームに分かれて鍋の具材をドラフトで争奪し、その場で調理、実食。
最もおいしい鍋を作ったチームを投票によって決定!

店名(チーム名)紹介:
〈かわいがり食堂〉かさのば、能登たわし、ヒジカタ
〈コウチャンオモニ〉Kou、アオリーカ、ギャル
〈鈴木パイタン〉うっらい、あすわまつり、羊狩り
〈薬膳割烹かなた〉デリシャストマト、魚醤、タックスマン
〈お客さん〉家臣、手すり野郎、ぽるす

①ドラフト

全8巡。競合した場合はくじ引きをします。

細かいルールの記載は割愛しますが、
・「スープ」「肉・海鮮」「野菜」「その他」の4つのカテゴリーから、それ 
ぞれ1つ以上指名しなければならない
・「鍋の素」は各チーム1つまで指名可能
・牛、豚肉は部位が違えば被りOK としました。

各チーム事前に想定していた鍋のコンセプトが違ったため、競合はほとんどなく、各々希望通りの食材を獲得していきました。

「キムチ鍋の素」から、「ラーメン」でシメまでの展開を早々に確定させる〈かわいがり食堂〉。生肉は獲得できなかったものの、つみれや豆腐などの実力者で脇を固めます。

店名の割には序盤の獲得食材に韓国料理っぽさが感じられない〈コウチャンオモニ〉は、牡蠣と海老の指名で贅沢な魚介路線を展開。他チームからは予算を心配する声も上がりました。

入念な打ち合わせで臨んだ〈鈴木パイタン〉は、第4巡で白だしを指名。水炊き鍋のさっぱりした味に思われますが、にんにくや鶏肉をどのように調理するのか、期待が膨らむラインナップです。

〈薬膳割烹かなた〉は序盤から手堅い指名。早い段階で「もう美味そう」との声も上がっていましたが、第5巡指名にて他チームに「ごま油」を取られた際には、思わず「やられた!」と唸る声が漏れていました。

グルメなメンバーが集まる〈お客さん〉は、「にんじん」「豆乳鍋の素」などの指名で、序盤は野菜スープ路線な印象。シメの「ごはん」、「あさり」によって、優しい味が楽しみな食材が揃っていきます。

このまま抽選箱の出番がないかと思われましたが、なんと第6巡、〈かわいがり食堂〉と〈鈴木パイタン〉が、「ニラ」で被り!会場は一気に大盛り上がり、みんながスマホを構えた瞬間でした。

厳正なくじ引きの結果〈鈴木パイタン〉が当たりを引き、ニラとの交渉権を獲得。チームメンバーも歓喜の拍手でリーダー・うっらいを称えます。
(〈かわいがり食堂〉の外れ第6巡指名は「ほうれん草」でした)

これ以降の指名では競合はなく、各チームほぼ予定通りの食材を獲得していきます。
選択希望食材を発表するごとに「うわ〜」とか「あぁ!!」みたいなリアクションがいろんな方向から飛び交うのが面白かったです。
特に「カブ」「ワンタン」は想定していなかった人からの驚きの声が多かったような。

そして会場を最も沸かせたのが〈薬膳割烹かなた〉の最終指名、スープカテゴリーでの「ビール」。
私が不勉強だったこともあり、スープにビールを入れるというインパクトに度肝を抜かれ、味の想像がつかなくなりました。


ドラフトの最終結果はこちらです。

どのチームもめちゃ美味そう!!


②買い出し

鍋に入れる食材が決まったら、会場周辺のスーパーでチームごとの買い出しへ。予算は1人1000円、チームで3000円としました。

私のチーム〈かわいがり食堂〉は2900円ほどで全ての食材が揃い、スムーズに買い物できたのですが、すれ違う他チームの中には、慌てて調味料を棚に戻す姿も、、、

大人数でスーパーに行くことってなかなかないよね


③調理

買い出しが終わったチームは会場に戻り、順次調理に入っていきます。
(調理といっても具材を切って煮るだけなのでそれほど時間はかかりませんでした)
味見を始めたチームからは「うっっま!!!」という雄叫びが聞こえ、どんどんお腹が空いてきました。

④実食

まず自分たちのチームの完成品を食べる
他のチームの鍋を食べる
自分のチームのシメを投入して、食べる
他のチームの鍋のシメを食べる

という順番で食べ比べ。5つの鍋を2周する必要があり、最初に食べすぎた私は後半かなり失速してしまいました。
各チーム3~4人分を作っており、食べても食べてもなくならない鍋バイキングって感じでした。

各鍋の感想

(鍋の名前は各チームで決めました)

〈かわいがり食堂〉キムチ豆乳鍋

キムチ鍋の素に豆乳を加えて、まろやかでマイルドな仕上がりに。
さらに「下味のついた白菜」としてのキムチは、ドラフトでの競合を回避しつつ、味に厚みを出すことができて大活躍でした。ド定番のシメ食材、ラーメンは言わずもがなの安心感。

〈コウチャンオモニ〉海鮮オムニテンジャン

牡蠣と海老がたっぷり入ってて、具材のボリュームと満足感がすごい。海老の殻をあえて剥かずに入れることで旨みを逃さないという、高等テクニックも光っていました。ごま油&シメの春雨で一気に中華っぽい味になったのも新鮮でよかった!

〈鈴木パイタン〉水炊きだと思ってたらカレーだった件について

白だしの透き通ったスープには鶏肉がごろごろ!さっぱり風味ながら、にんにくのパンチも効いていて、計り知れない奥行きがありました。シメのカレーうどんは蕎麦屋のカレーうどんを思わせる、まさにお店顔負けの味でした。

〈薬膳割烹かなた〉ぽかぽかビール鍋

「一番搾り」の缶ビールをまるまる鍋に流しこむという大胆な調理!ビールの香りが立ち上るスープを楽しみつつ、2種類のポン酢(ゆず、昆布)とラー油によって多様な味変が楽しめるのも面白かったです。お酒好きな人から特に人気を博していました。


〈お客さん〉カブと豚バラのクラムチャウダー風

根菜多めのヘルシー鍋。スープに溶け、とろみを増したカブが大好評でした。アサリを中心とした海鮮の味だったのが、シメで一変。カリカリに焼いたベーコンとチーズのリゾットは、肉の油によって印象が大きく変わり、驚きを隠せません。

⑤投票

一人ずつ、自分のチーム以外に投票していった結果・・・


優勝は、

〈鈴木パイタン〉水炊きだと思ってたらカレーだった件について !!!

白だしベースの上品な水炊き鍋からシメのカレーうどんへと大変身を遂げ、皆をあっと驚かせた点が高評価につながったと思われます。鶏肉もうますぎました。

全てのチームに票が入るほど人気は拮抗しており、決選投票にもつれ込みました。優勝した〈鈴木パイタン〉チームにはSoupStock Tokyoのレトルトカレー6点が贈呈されます!おめでとうございます!

その後、ささやかながら主催からのデザートの差し入れとして、FLOのフルーツタルトを皆さんに召し上がっていただきました。あれだけ鍋を食べてたのにちょっと時間置いてまたデザート食べれる皆さん、すごかったです。

ホールでタルトを予約するの、めっちゃテンション上がりました

⑥反省

【よかったところ】
・どの鍋もめちゃくちゃおいしかった(これが一番重要)
・食材があまり被らなかったため、それぞれが用意したコンセプトを実現できた
・イベントの人数と、鍋の予算設定がちょうどよかった
・余裕のある時間設定だった

【主催としての改善点】
・プロジェクターの知識不足!ごめんなさい!
・鍋の量はもうすこし少なくてよい(今回3~4人前で作ったが、2~3人前で十分だった)
・皆さんを待たせてしまう場面が多かった気がする。無駄な時間をもっと減らせる

ありがたいことに、参加者の方から「楽しかった」「また次も開催してほしい」とのお声をいただきましたので、来年の冬に第2回開催あるかも?検討します!

ご参加くださったみなさんありがとうございました!!
軽く調べたところ「鍋ドラフト」系の企画は他にも過去に存在していたようなのですが、今回のレギュレーションは全員が美味い鍋を食べるという点を最重視したものになっております。美味い鍋を食べたい方はぜひやってみてくださ〜い!!

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