強迫性障害への伏線と謎

小学生の時に、いじめではなく男女ほぼ平等に誰かが最初に「汚い何か」を創造し、例えばA君が空想の汚物を生み出し、それをB君にタッチする。
そしてA君はピースサインをクロスさせ「eeem」という呪文のようなものを唱える、それをB君が誰かにタッチするという、だるまさんが転んだ的な遊びが流行った。
ふと先日思ったのだが、トラウマとかそういうのではないけど、俺の強迫への感覚の基本構造はこれと似ている。ただ、どこかにタッチするのではなく洗浄と浄化をするというところだけ異なる。
俺の場合は、「嫌な人物=憎悪=汚物」となり、それが不潔強迫の対象となる。そういった特定の人物が触った物や、それに触れた第三者も強迫対象となるため(最近では伝染した疑いがある人物が行く場所や、行ったかもしれない場所すらも避けて通る)、腐ったミカンの原理でそれがいると強迫ポイントが増えていくという負の連鎖のような構造だ。
つまり「eeem」が効かないのだ。「eeem」が効けばはるかに楽なのだが。
不潔恐怖という菌やウイルスへの強迫とは違い、そこの説明が非常に厄介である。強迫性障害の当事者の中にも稀にこの症状を理解してくれる人は存在していて、Xを見ていると少ないが当事者が存在する。
また恐怖という感覚とも違い、恐怖というより嫌悪が激しい。またその言葉とは裏腹に恐怖ではないためその対象への攻撃が可能である。それへの加害恐怖的なニュアンスに恐怖は含まれるかもしれないが。
おそらくその強迫対象自体が、自然に消えてなくなれば、スッと強迫も消えてなくなり、俺は普通の潔癖ネガティブ野郎に戻るだろう。
※これは攻撃を示唆する物ではなく症状の説明である
この説明をできないから、ずっと医者にも行っていない。
もちろん以前に経験はある。
強迫性障害の当事者になって、この疾患は完治は無理だ。
以前も書いたかもしれないが、「開いた扉」は簡単に閉じれない。
怖いもの見たさにも似たこの状態を、軽減することはできるかもしれないが
投薬や暴露(暴力措置)では治らない。
また、強迫疾患者は俺も含めて、頑固で偏屈者が多い。
簡単に考えを曲げられないと解釈されるかもしれないが、考えを曲げられないとかではない、もう言い出したらその答えは藪の中なのかもしれない。
ただ、俺たちは他人の言うことをやすやすと信じ従うことはおそらくしない。自身の心からではない「判断」に委ねられている。
強迫軍団同士で「言うことキカナーズ」を結成してもお釣りがくるぐらいだ。と今日は適当にこの文章をしめくくろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?