開幕

私の睡眠時間は、４時間だ。
それ以上、長く眠ることが出来ない。

メンタルクリニックで、薬を処方されている。双極性障害の薬と、眠剤だ。
眠剤を飲んでも尚、私の睡眠時間は延びる事は無かった。種類を変えてみても。先生は、私はとにかく元気なので、依存性の高い薬は処方したくないとご配慮をしてくださって、比較的優しい薬を処方してくれている。しかしそれでも、睡眠時間はどうしても変わらなかった。しかし、飲んだ方がしっかりと眠れている感じがするので、薬はちゃんと飲み続けている。

眠れないからこそ、私の生活は規則正しく整っている。心地がいい程。
２４時に眠れば、４時ぴったりに起きる。２５時なら５時。起床時間が分かりやすい。それから執筆を始め、８時になったら連続ドラマ小説を見る。
生活が整うと、自然と心も整う。

ブログで、丁寧に生きる事を心がけている、とゆう人を見かけた。とても素晴らしい心がけだ。数ヶ月前、私もそうだった。雑に生きるのは、生きているのは、自分への冒涜だ。

丁寧に丁寧に。とにかく生活の全てを、丁寧に生きることを、ひたすら心がけた。
そうして生活をしていると、いつの間にかそれがだんだん当たり前になってくる。丁寧に生きることが自然になる。そうなると、そこからやっと「自分らしく生きること」が、出来るようになる。出来るようになった。私はそう解釈をしている。
自分に素直になった。人に優しくなった。ほとんどの事が受け入れられるようになった。言葉で表現するならば、とにかく丸くなったのだ。

人生は尊い。
人との出逢いも、時間も、命そのものも。
私はもう無駄遣いしない。人生を。命を。
私の人生は、始まったばかりだ。