見出し画像

編集プロダクション代表が考える個人の発信活動とニュースレター - Medy Owner Interview

※本記事はMedyを利用して書かれた記事を元に紹介するものとなります。利用登録はこちらから無料・1分で実施いただけます ▶ https://medy.jp 

==================================

ー 会社の代表・編集者としての仕事の傍、Medyやnoteで個人でも活動されている池田園子さんに、編集者・ライターが個人の発信活動をする意義から実際の発信や運用まで話を聞きました。

池田園子さん(Twitter:@sonokoikeda)は、2016年から2020年までWEBメディア「DRESS」編集長を、その後は編集プロダクション「プレスラボ」の代表取締役を務めています。

その他にも、個人としての発信活動にも積極的で、Medyやnoteで「心地よく生活するためのコラム」を連載しています。

今回は、そんな池田園子さんに「編集者・ライターの個人の発信活動」をテーマとして、編集者・ライターが個人の発信活動をする意義から実際のニュースレター運用例まで、お話を伺いました。

▼池田園子さんのニュースレター「今日も楽しく、ほがらかに生きる」



編集者・ライターが「個人の発信活動」をするということ

noteからはじまった個人の発信

ー 個人の発信活動はいつ頃からされているのでしょうか?
だいぶ前ですね。途中で書かなくなったブログなども含めると2012年頃からです。今でも続けているのはnoteで、リリースされた2014年に始めました。

ー 個人の発信活動はどういった思いで始められましたか?
noteは純粋に興味がありました。

今までになかったようなプラットフォームだと感じて利用してみたら、見え方が綺麗だったり、広告が入らなかったりと、書き手としての使いやすさを感じました。

noteを使っている人がどんどん増え、私は早めに使い始めていたからかフォロワー数が伸びてきて、「ここが自分の発信場所だな」と考えるようになりました。

コロナ禍で定まった「生活哲学」というテーマ

ー 池田さんの主な発信テーマは「生活哲学」ですが、発信を始めた当初からそのテーマで書かれているのでしょうか?

テーマはバラバラで、そのときに自分が書きたいものを書いていました。

昔の記事を見返すと、今では書かないような、「恋愛市場で出会う、こういう人には困ったものだ」みたいな愚痴めいたものやTwitterのつぶやきを長文化したような記事も書いていましたね。

ー どういった経緯で現在の「生活哲学」というテーマに至ったのですか?
「生活哲学」のように日々の生活にフォーカスするようになったのは、多くの方とも共通すると思うんですが、コロナで家にいる時間が増えたというところが大きいです。

今までと比較して、人ともあまり会わなくなり、家で自分1人で何かをすることも多くなりました。合わせて、打ち合わせや取材なども、ほとんどがオンラインに置き換わり、移動時間も削減されて、夜食事に行く機会も激減して。

そのおかげで、生活を見直すだけでなく、それを言語化してみようと思えるだけの時間が増えたのかなと思っています。

▼ 現在までの経緯については池田さんのMedyの初回記事もぜひご覧ください


「自分の言葉で自分の興味を伝える」ことで機会に繋がっていく

ー 編集者やライターの方がご自身の仕事とは別で、個人として発信活動をすることに関して、メリット・デメリットはどう感じていらっしゃいますか?
メリットは、自分が発信している内容に関連するお仕事に繋がることですね。

例えば、最近では東京新聞さんから書評のお仕事をいただいたり、noteを読んでくれていた幻冬舎plusさんからも依頼をいただいたり、と確実にメリットはあります。

その他にも、私個人ではなく代表を務めるプレスラボ宛に話が来ることもあります。Medyやnoteの発信を見た相手が「(池田さんは)心地良い生活に関するジャンルが得意そう」と思ってくれて、そういったテーマの案件を紹介していただくこともありました。

「反応が大きくなくてあまり読まれてないだろうな。でも、自己満足でもコツコツ書き続けるよ」という気持ちも若干はあるのですが、自分の発信を見てくれている人は思ったよりもいるんだなと。

自分の発信を通じて、(ポジティブな)話が来るということは、メリットに感じています。

ー Medyやnoteなどで個人としてメディアを運営すると、個人の名前に気づいてもらえて、思わぬ出会いに繋がっていくこともあるのですね。デメリットの方はどうでしょうか?
今のところは感じていないですね。むしろ得なことしかないと感じています。

大前提として、自分のメディアなので自分の興味があることにフォーカスして伝えられますよね。

今、自分の関心事は何で、どんなことを深めていきたいのかというのは、言葉にしないと他人には伝わらないことです。発信することで自分の思いを知ってもらえて、仕事までいただけるなんて、ありがたいことだなと感じています。

コンテンツの売り方や届け方は多様に

ー 雑誌や出版業界はここ数年は難しい時期が続いていると思います。その中で編集者・ライターの方や個人の発信者、著作物はどうなっていくと思いますか?
私が経営するプレスラボでは、出版社さんともお仕事をしています。

私を含むプレスラボのメンバー(一部)と私の知人で出版に意欲のある人が毎月参加し、出版社の方と合わせて4人ぐらいで企画案を出し合っています。

そこで出た案の中から引きのあるものを出版社の会議にかけて、企画が通ればプレスラボが編集協力として参加させてもらうという形です。

今年(2021年)の4月からやっていて、毎月みんなで合計15個ぐらいの企画案を出しているのですが、今動き出してるのは2つぐらいなんです。それでも打率が良い方かもしれないですけど、今は企画を通すのが本当に難しくて...。

出版社の中でも企画がなかなか通りづらいので、外の風を取り込んで、動き出せる企画を多数作りたいという狙いで始まった取り組みなのですが、それでもやはり厳しい現状で。

そういった状況を考えると、特に実績がない方や、部数が出づらい・過去に出なかった著者が、出版のチャンスを獲得するのはなかなか大変なのかなと思います。

でも、方法はあります。例えばMedyやnoteで自分のコンテンツを蓄積していって、自分でデザイナーさんに依頼して形にして、Amazonで本として販売する。あるいは、書籍にはしないけど、Medyやnoteでまとまったコンテンツとして売るとか、紙の本にとらわれないやり方はもっと広がっていくんじゃないかと考えていますね。


新しい個人メディア - ニュースレターの運用方法

「ニュースレター」という新しいメディアの形

どのような思いでMedyでのニュースレターを始めようと思ってくださったのでしょうか?
もともとニュースレターに興味がありました。

Media Innovationというデジタル系メディアのニュースレターを購読しています。そこで2020年初期頃から、ニュースレターサービスがアツい・来ているというのが、たびたび触れられていました。

ずっと気になっていたところへ、たまたまMedyさんからお話をいただいて、「なんて良いタイミングだ」と思って。使ってみたかったんですよね。

==================================

ここから先はMedyで閲覧(無料)いただけます。

Medy - 収益化できるセミクローズドメディア

Twitter:@medy_info

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?