にっぽんSAKE紀行 #288 宗像大社、翁酒造、中洲の夜
東京から日帰りで全国の日本酒蔵を巡っています。今回は福岡空港を起点に、宗像大社、翁酒造をめぐって、中洲で飲むコースをセットしてみました。
よい天気に恵まれて、羽田を離陸。快調に福岡空港につきました。
地下鉄とJRを乗り継いで、JR福間駅に。ここでコンビニで買ったおにぎりを食べながらバスを待って、神湊港渡船ターミナルに向かいます。
向かう先は大島。20分ほどの船旅です。
大島のターミナルに着いたら、島内観光バスで、島の反対側にある沖津宮遥拝所へ。所要時間7分。
最初の目的地、沖津宮遥拝所につきました。
宗像大社は天照大神が素戔嗚尊（すさのおのみこと）の剣を噛み砕き、息を吹きかけて生まれた三柱の姫神様を祀る神社です。そのうちの田心姫神（たごりひめのかみ）を祭る沖津宮のある沖ノ島は、禁足地として神職以外の一般人は上陸できないので、ここ大島から遥か沖ノ島を拝むのです。この日は沖の島がかすかに見えましたが、スマホのカメラではよくわからないですね。。
沖津宮をお参りした後は、バスの便がないので歩いてターミナルに戻って、近くにある中津宮をお参りします。
中津宮の祭神は湍津姫神（たぎつひめのかみ）、三姉妹の真ん中ですね。
帰路はフェリーの「おおしま」。運行している二隻の船、両方に乗れてラッキー。
神湊港渡船ターミナルに着いて、目の前のバス停から宗像大社に移動。このあたりは接続が良くて、助かります。
宗像大社辺津宮の祭神は市杵島姫神（いちきしまひめのかみ）。末娘が一番立派なお宮に祀られているというのも、ちょっと不思議。。
境内にある神宝館には沖ノ島で見つかった古代の祭祀に関係するお宝が展示されていますが、そのほとんどが国宝。。すごい。。（ちなみに、国宝は８万点。。。館内写真不可なので、お宝はどうぞ見に行ってください。。）
沖ノ島のことは話してもいけないし、何も持ち帰ってはいけないという禁忌はどうなっているんだろう。。
沖ノ島調査のビデオ（NHKスペシャル）を見ながら、ふと思ったりして。。
さて宗像大社で旅の安全祈願を済ませて、いよいよ酒蔵訪問です。
バスを二本乗り継いて、目的地近くのバス停に到着（難易度高し。。。）
グーグルマップに従って、てくてく歩くこと15分。。あれ？地図の位置は全くの住宅街。ひょっとして蔵が潰れて住宅地になったのかな。。。どうにも様子がおかしいので、蔵に電話を入れても、なんか要領を得ない。。「蔵の前で工事をしているのでわかりにくいんでしょう。。」とのことだけど、工事してないし。。
不思議に思って、別の地図アプリをチェックしたら、なんと蔵のあるのは隣町。。（後からGoogle Mapを調べたら、町名が間違って入力されていました。修正してもらっています。）泣きの涙で隣町まで歩くと、確かに道路工事中で仮設のオフィスが。。。翁酒造に到着です。気が動転して、こちらの蔵の写真は一枚しか撮れませんでした。。。お詫びに翁酒造のパンフレットを貼っておきます。。
事務の方々と四方山話をしてようやく落ち着いて、こちらの稲田重蔵 純米大吟醸をゲット。
時間があった割には、慌ただしい訪問となりました。もうちょっと下調べをしておくべきだったかと反省。。
これでお昼の部はおしまい。天神行きのバスに乗って、いよいよドリンクタイム！！
一軒目は福岡の日本酒を飲ませてくれる「福蔵（ふっくら）」さん。
おー、流石に揃ってますね。。。店の奥の席に座っていたら、冷蔵庫前にいた常連さんが帰られて、ママさんに「こっちの方がお酒がよく見えますよ」と席替えのおすすめ。。酒飲みの心理をよくご存知で。。。
こちらのポテトサラダは、コンビーフが載っていて美味しい。。これは酒のあてにぴったりですね。。
いろいろ飲んだ中で、黒兜 純米吟醸 黒麹仕込み 夢一献 の垂直飲み比べをご紹介。。黒麹の醸し出す酸味と異なる熟成味の飲み比べが楽しい。。
飲んでいないお酒がたくさんあるので、また伺いたいです。
二軒目は「酒肆 野一色」。こちらは料理メインのつもりで伺いましたが、お酒は当然日本酒。
刺身の盛り合わせに米茄子の田楽。お酒はプライベートブランドの野一色 純米吟醸 袋取り 山田錦。。（写真がピンボケだったので断念。。すみません。。。）
中洲の二軒の美味しい料理とお酒で身も心もいっぱいになって、夜の博多をのんびり歩きながら帰路につきました。
いかがでしたか？福岡の日帰り旅。。福岡空港は市内へのアクセスがよく、飛行機の便数も多いので、いろいろなプランが考えられますね。福岡は久留米方面に足を伸ばせば酒蔵がたくさんあるので、酒蔵訪問でも狙い目です。ぜひ、お出かけください！！
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