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【学生へのメッセージ】2022/9/3(土)勉強会

※このnoteは、2022年9月3日(土)に実施しました、「第3回 医療者と患者さんのコミュニケーションに関する勉強会」の後に実施した事後アンケートの回答をまとめたものです。

イベントの概要、及び参加学生のアンケートについては、↓↓をご参照ください。

勉強会終了後、参加された患者さんにも事後アンケートにご回答いただきました。そのアンケートの中で、当勉強会に参加した学生へのメッセージを頂戴しましたので、ご紹介いたします。

お忙しいところ、多くのコメントやメッセージをくださり、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

参加された学生さんたちは想像していた以上に積極的な態度で、また、若さならではの柔らかい心に明るい未来を感じました。「知ろうとする」ことはとても大切なことだと心に留め「想像力」を駆使して医療活動を実践し続けていかれることを願います。

医療系の勉強をしながら、同時に医療者と患者のコミュニケーションに目を向けられ、純粋に取り組んでいる姿に、とても感動しております。どちらもハードな勉強だと思いますが、充実した学生時代を送ってください。そして、是非信頼される医療者になってください!

まだ学生である皆さんが、学校での学び以外にも自主的にこのような勉強会に参加されていることに、一人のがんサバイバーとして大変心を打たれました。
そして、そんな皆さんだからこそ、お伝えしたいことがあります。進行期のがん患者になると有無をいわさず、自分はどう生きたいのか、この人生をいかに過ごすのか、ということを突きつけられます。勿論手術直後で傷が痛んでいる状態の時は別です。それまで、自分が死ぬかもしれないということは、あまり考えずに過ごしてきたのに、突然誤魔化せなくなります。何を選び、何を優先するのか。のほほんと生きていきたかったのに残された時間は少ないかもしれないなどと考えます。身体の治療も大切ですが、がん患者の心の痛みにもどうか気づき手を差し伸べてください。
私が参加したグループの医師役の方は、最後に「全力でサポートしますから」と言われました。これを現場の診察室で聞いたら、がん患者はどんなに勇気づけられることでしょう。皆さん、頑張ってください。応援します。

未来の医療を支える学生さんとの時間は大変貴重であり、真面目に取り組む姿勢に感動致しました。ともすると病だけ見て、病に罹患した人間の心が置き去りにされる事も有る現状に『寄り添う心』を真摯に学ばれる姿に希望を頂きました。
1人でも多くの学生さんがこの勉強会へ参加され、益々人間力を養って頂けると嬉しいです。これからも応援しております。

学生さん達が、患者とのよりよいコミュニケーションを目指して熱心に勉強しておられることに大変感銘しました。私の所属したグループでも、医師役の方が一生懸命に患者の話を真摯に聞こうとしている姿勢に「遠くない将来、shared decision making が実現されるだろう」という期待をいだきました。
また、勉強会中にお金の話をしました。医療者の努力のおかげで生存期間が延びたのは大変ありがたいのですが、その分治療期間も延び、新薬も普及し、治療費の負担も増えています。そんな現実も、頭の隅に置いていただければ幸いです。
ありがとうございました。

いただいたメッセージは以上になります。改めまして、コメントをくださりありがとうございました。運営スタッフとしても、次回以降の勉強会を開催する大きなモチベーションになります!今後も定期的に勉強会を続けて参りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。