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【映画感想】夢判断、そして恐怖体験へ

誰も見ないであろう映画の感想とか紹介とか備忘録とか
今日オススメするオススメしない映画は大川隆法制作総指揮の新作「夢判断、そして恐怖体験」
8月27日公開にも関わらず9月9日には大抵の劇場で公開終了というレアな逸品。

今回は大川先生が実際に行った夢判断によって現代の迷える人々を導いた事実を基にしたフィクションとなってまして、簡単(?)に言うとMMRみたいなものですねー

粗筋をざっくりと紹介すると夢診断を生業とする心霊カウンセラーとその助手のヒロインのもとに様々な霊障に悩む人が訪ねてきてその度に解決していくオムニバス風の作品になっています。
訪ねてくるのは前世が新撰組の女子大生や恋人を軽んじるの平安貴族とそれに丑の刻参りで呪いをかける女の転生カップル、神社に人を呼び込みたい女性の霊や死んだことに気づいてないちんぴらおじさんに病気で幼くして亡くなった女の子と一通り揃ってる感があります。

これらの事件に夢診断という体でサイコジャックしてインセプションするのですがなんか凄くほん怖の再現シーン的なのはなんなんだろう……
最初の方は主人公の女の子が冒頭でかかった金縛りが、霊障相談に来た自分が死んだことに気がつかない幽霊のおじさんの仕業だったりと単話ごとに繋がりを持たせてラストに行くのかと思ったら別にそんなことは無く割とぶつ切りでした。
ちなみに金縛りを解くためには心の中で「ライトクロス エルカンターレ!ファイト!」と詠唱するといいそうです
その姿と光は悪霊からは般若に見えるらしくて無事悪霊退散です。一番恐怖体験してたのはこのおじさんの幽霊な気もします。
帰り路に「金縛りってああやって解くのねー」と言ってるおばちゃんがいたのは聞かなかったことにします。

また作中では相変わらず沢山楽曲が使われてますが当然作詞作曲は大川家の親娘様です
この人の作る歌はメロディーパート全てに歌詞を詰め込むので本当に独特というか……うん……
特に前途の神社に住む女性の幽霊の下りでテーマソングになってた「一本多くて何が悪い」はコミカルでギャグを狙った曲なんだろうけどあまりのお寒い雰囲気でむしろ禍々しさが生じていてます。
これが恐怖体験……

スタッフロールでは今回の霊障に実際に挑んだ大川先生の勇姿が流れます。
完全に不意打ちだったので毎回何かしらの驚きをくれる幸福映画はやはり油断できないですよ。ほんと。

来月には久しぶりのアニメ作品の宇宙の法が公開されますが前回との繋がりがよく思い出せない……

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