福岡で働きながら、全国の拠点と連携して業務を推進する。パシフィックメディカルの「福岡営業所」
こんにちは!パシフィックメディカル、採用担当です。
パシフィックメディカルは、高知県宿毛(すくも)市に本社をおき、東京・大阪・福岡などにも拠点を構える企業で、2021年にメドレーのグループ会社となりました。主なプロダクトとして中小病院・有床診療所向けの電子カルテ「MALL」を開発・提供しており、20年以上にわたって、約200の医療機関にご利用いただいています。
さらに電子カルテに加えて、地域の病院、診療所、薬局、介護施設等の情報連携を可能とする「MINET(ミネット)」というシステムも開発しています。
今回はパシフィックメディカルの福岡営業所で働くメンバー3名に、働き方や福岡営業所の魅力についてインタビューしました!
ーまずはじめに、なぜ福岡営業所が設立されたのか教えてください
大原:かつて、本社の宿毛市と九州を結ぶフェリーが運航していたため、九州で商談案件が発生したり、代理店との関係性構築も進んでいました。その下地を活かして、九州の営業活動の活性化や、導入や保守といったサポート業務を効率化するために、福岡営業所は2019年12月に設立されました。吉田さんと水篠さんが12月から勤務していて、私はコロナの影響があって少し遅れて2020年4月からこの拠点にいます。
ーみなさんはどのような経緯で福岡営業所で働くことになったのでしょうか?
大原:私は高知県出身なのですが、元々東京でシステムエンジニアとして働いていました。地元でこれまでのIT経験を活かせる会社に就職をしたいと考え、パシフィックメディカルに入社を決めて、当初は高知の本社に勤務していました。
高知では開発やそのサポートをしていたのですが、数カ月後に営業に転身しています。高知の案件を担当することが多かったのですが、そこから徐々に県外の案件が増えて、人員も増えて、私が九州の担当になったのです。
福岡に住んでみたいと思っていましたし、知らない土地で暮らして知らない人と仕事をするのはすきだったので福岡営業所への転勤には全く抵抗はありませんでした。
水篠:私は熊本出身で、専門学校に通うために福岡に出てきました。卒業してからはそのまま福岡で整形外科の医療事務として働き始めました。だいたい13年くらい勤務していたのですが、キャリアアップのために民間企業への転職を考え、パシフィックメディカルに入社しています。
電子カルテを導入いただいた医療機関への導入支援やサポート業務を担当しています。
吉田:新卒で電子カルテの代理店に入社して、医療機関への導入や保守業務を4年半ほど担当しました。職種としてはパシフィックメディカルの電子カルテ導入担当と同じような仕事です。ワークライフバランスを考えて色々な業種を転々としたのですが、結婚のタイミングで地元の福岡に戻ってきて、これまでの経験を活かせる会社を探した結果、ご縁をいただきました。
水篠さんと同じ業務に加えて、オンラインで新人教育に対応しています。
ー福岡営業所はどんな雰囲気の拠点ですか?
水篠:お世辞みたいで本当のことなんですが、人間関係がとてもいいです!小さなオフィスだからこそちょっとしたこともすぐ聞けますし、和気あいあいとコミュニケーションがとれます。
吉田:確かに人間関係のストレスは0ですね。
大原:宿毛の本社や六本木オフィスとは違って本当に1桁ほどの人員しかいないので、自由に裁量を持たせてもらいつつ、だからこそ責任感もあっていい環境で仕事に取り組めているなと感じます。あとは博多駅前という土地柄、協力会社さんの本社や支店がたくさんあるので、直接訪問して関係構築ができるので、仕事もとてもやりやすいです。
吉田:入社した当初は「本当に3人しかいないんだ…」って少しびっくりした記憶がありますね。空港も近いですし、県内だけではなく九州エリアへのアクセスもよいのは魅力的です。なにより駅から近いこともあって、お昼ごはんを食べるところもたくさんあるのは嬉しいポイントです(笑)
ー大原さんは高知からの転勤でしたね
大原:先程のとおり、転勤したことはポジティブだったのですが、正直最初の頃は営業活動に苦戦しました。九州エリアでの初受注は2008年なのですが、そこから10年間次の実績が作れていなかったんです。
実は、九州にはたくさんの医療関係のメーカーや協力会社さんが存在しています。たくさんあるからこそ、医療機関の皆さまから厳しいジャッジをされる反面、初めてのメーカーで実績が少なくてもプロダクトの機能性をしっかり見て検討してもらうことができます。当時は厳しいと思っていましたけど、今となってはやりがいのある面白い環境だと感じています。
焦りながらもコツコツと活動を続けた結果、福岡に来る前からやりとりしていた協力会社さんと共に電子カルテ導入の契約が8年越しで成立するなど、うれしい出来事もありました。福岡という土地の利を生かした営業ができるようになりましたね。
ー今はどのような働き方をしているのですか?
大原:高知、福岡に加えて東京にも営業所があるので分業しながら、私は九州エリアをメインで担当している状況です。移動の都合や目標なども考慮して、九州以外の案件を割り振られることもあります。
吉田:電子カルテの導入担当の中でも医療機関への支援を行うチームは出張が多くなるのですが、私はワークライフバランスを考慮して、出張がない内勤中心にさせてもらっています。入社後に担当した導入支援業務で培った経験を活かして、必要なデータの形成やオンラインで実施できる業務を行っています。
他にも、新入社員の研修担当もしています。導入支援チームのメンバーは出張で不在にすることも多いので、オンラインで会社説明からはじまり、カルテの基本的な説明などのオンボーディングをしています。4月には高知に入社した3名の教育担当をしました。次は東京へ入社予定の方がいるので、そちらも担当する予定です。
水篠:吉田さんと同じ業務を担当しつつ、私は電子処方箋に関するプロジェクトチームにも参加しています。チームを組成したら、宿毛本社、高知営業所、六本木オフィスなどいろんな拠点のメンバーが集まっていました。自分の働きやすい福岡の地に勤務しながらも、全国のメンバーと連携して大きなプロジェクトを進めることもできる、面白い環境だなと思います。
大原:多拠点の関わりでいえば営業も同じですね。最初の頃の営業活動は自力で病院や協力会社さんのルートを開拓して案件をつくっていました。いまは六本木オフィスのマーケティングの方々が九州の展示会に出展してくれたり、インサイドセールスの方々が架電によって商談の機会をつくってくれています。また、大きな案件のデモがあるとき、自分だけで対応できないこともあります。東京から電子カルテ導入支援部門のマネージャーがきてくれることもありますし、逆に私も関東の案件に同行することもあります。
医療機関の中で実施する展示会形式のデモでは病院のいろんな部署や部門に説明する必要があるので、吉田さんや水篠さんに来てもらうこともありますね。人が足りないのもありますが、カルテ導入に関する知識の深さは私よりありますから、心強いです。
ー最後にパシフィックメディカルで働くことの魅力を教えてください!
大原:医療業界のシステムと聞くとなんとなく歩みが遅いような印象を受けるかもしれません。それは法制度や個人情報、医療の安全性が大きく関わってくるので慎重に進めるべき事項が多いことが背景にあると思います。
ただ、近年ではかなり医療DXへの意識が高まってきていて、新しいチャレンジやスピード感を持って進められることにアドバンテージがあると考えています。もちろんしんどいことも多いですし、その分やりがいの大きい仕事です。
そんな環境のなかで、パシフィックメディカルは社歴が20年以上ある会社である反面、成長フェーズにある企業です。一昨年、株式会社メドレーのグループ会社になったことも追い風になっています。そんな会社の福岡営業所で自らチャンスを掴んで全国規模の仕事に取り組むことができるのがここで働く魅力なんだと思います。
吉田:私は前職も同業界にいたので、この会社に入社して違いを大きく感じています。決まった業務をかっちりこなしていくだけだったのが、もっと電子カルテのことレセコンのこと、他の連携するシステムのこと、医療に関する知識など、たくさん勉強する機会があります。かなり視野を広げることができたなと感じています。
「MALL」自体も魅力あるプロダクトです。前職では、各病院の運用に最適化するためにはプログラミングの知識が必要だったのですが、MALLはその知識がなくても設定を変更するだけでカスタマイズできる点が特長です。その病院の運用に合わせて約3,000ある設定項目を切り替えることで、カルテを構築していきます。
水篠:前の職場では医療事務しかしてなかったので、ビジネスマナーからこの会社で学び始めました。電子カルテを使う側から提供する側に立場が変わって、電子処方箋のような新しいプロジェクトを任せてもらうようになって、自分の成長と会社の成長をリンクして考えることができはじめているのかな、とも思います。
30代前半で転職したので難しいことも多いかなと覚悟していたのですが、働き方の柔軟性も含めて、長く勤めていける会社になっていくんじゃないでしょうか。
ーありがとうございました!