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好き嫌いは、歯のせい?

医療法人メディスタイルの小児歯科専門クリニック『葉山・逗子こどものための歯医者さん』では歯からアプローチした食育を行っています。

なんで歯から?というと、当たり前なことですが、お子さんのの成長には差があって、食べろ食べろと言うものが口腔機能の未発達でまだ食べられない、ということも多いのです。

つまり、月齢・年齢で何を食べるかを決めてしまうのではなく、

しっかり口の中を見て、今現在何を食べられるかを評価したうえでこれからの成長を見据えてトライしていく食べ物を増やしていく、

そして、なぜ食べないか、食べるのが遅いのかなど、食事にまつわる問題点を理解し解決していくことがこれからの食育には欠かせない視点だからです。

ある日、2歳半ほどの双子の姉妹が受診されました。

お姉ちゃんのほうはなんでもよく食べ、野菜も好き嫌いなくホウレンソウや小松菜の葉野菜もしっかり食べます。

でも、妹ちゃんは葉野菜が大っ嫌い。

なんで双子なのにこんなに好みが違うんでしょう・・・?とお母さんは毎日の献立にも困っていました。

そこで、こどものための歯医者さんでお口の中をのぞかせてもらうと、お姉ちゃんにはもう生えていたのに、妹ちゃんはまだ前から数えて5番目の歯ができっていなかったのです。

そう、葉野菜はかみちぎるだけでは食べられず、”すりつぶす”ことが必要。でも、その”すりつぶす”ための歯がまだ生えていないので、うまく食べられず「嫌!」になっていたのです。

そこで、妹ちゃんの葉野菜は細かくしてあげてくださいとアドバイス。

初めは葉野菜というだけで嫌がっていた妹ちゃんも、食べられるようになって、徐々に抵抗なく食べてくれるようになったそうです。

ただの好き嫌いかと叱ってしまっていました・・・とお母さんは反省しつつ、ホッとした様子。

お子さんが食べない、とお困りのお母さんも多いと思いますが、ぜひ一度小児専門の歯科クリニックでご相談してみてはいかがでしょうか?


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