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大学受験における大学・学部の選び方


学校というのは進学するにつれて専門性が高くなります。小学校~高校1年生頃までは全員同じ授業を受けますが、高校2年生ともなると文理で内容が異なりますね。学習における分化はこの時期から始まりますが、この時点では二択のみです。大学が決まるとなんと一気に何十もの分野に分化していきます。○○学部○○学科という選択肢は多岐に渡り、この時点で初めて将来の就職先への影響が生じてきます(※医学部のように将来の職業がほぼ確定している学部は除く)。
ではみなさんは大学受験の段階で将来を誤ることなく見据えなければならないのでしょうか。

・目先の先入観で学部を絞ってはいけない。

結論を言うと学部選びに全振りする必要はありません。社会人経験の無い高校生が抱く将来設計がそのまま変わらない可能性は高く、一時的な目標のために受験における可能性を狭めてしまうのは賢い選択とは言えません。例えば何となく「経済学部がいいな」「経営学部がいいな」という希望から第一志望を決める。このくらいは良いでしょう。しかし私立受験で複数受ける場合、バラバラの大学の同一学部を受けるとなると大変です。大学の数だけ傾向の対策をするハメになり、もっと伸ばせたはずの学力を犠牲にしかねないからです。
傾向対策は直前の調整に過ぎず、本質はそもそもの学力を伸ばすことです。受ける学部はある程度決めておいて、大学数は減らし、同大学の複数学部を受けたほうが賢明と言えるでしょう。

将来やりたいことがよっぽど決まっている場合を除いて、なんとなくで選択肢を絞ってはいけません。

・どの学部にいってもある程度は融通が利く
前述したように学部にこだわりすぎる必要はありません。何故なら「○○学部出身じゃないと雇わない」企業などほとんど存在しないからです。また、今は学部横断が殆どの大学で可能です。学部で定められている取得単位数を別学部の授業で稼げることも多々あります。この傾向は近年加速しており入学時に授業が固定されると考えなくても大丈夫です。

というわけで将来特定の職に強く希望し、かつ学部の制限が設けられている場合(医療系など)を除けば、視野を広げて将来の選択肢を広げる大学・学部の選び方をオススメします。少しでも良い大学に行く努力をしましょう。学歴がすべてではありませんが、あるに越したことはありません!

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