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春分の日 成田詣(うなぎもお目当て)

晴天の2020年春分の日の朝、久しぶりに成田山新勝寺を参拝しました。

千年以上もの歴史がある広大な敷地と立派なお堂を前にすると、身も心も清々しく晴れやかな気分になります。ちょうど御護摩祈祷が始まるところで、中に入ると大きな太鼓の振動がドンっと響き有難いお経と鐘が美しくてオーケストラのように聞こえてきました。御護摩祈祷は大体1時間おきに行われているので、行かれる場合は時間をあわせるとよいと思います。

さて、最大の楽しみ、うなぎの老舗、駿河屋さんへ。一口食べた瞬間に生きててよかったぁと思える美味しさです。いつか福岡の母と姉、甥っ子を連れてこようと思います。

駿河屋さんは最初は旅館・割烹だったのが、交通の発達で成田山に日帰りでで行けるようになったので、うなぎ料理専門店となったそうです。代々受け継がれた「秘伝のたれ」が自慢。すばらしい味わいでした。これからもずーっと守り続けてほしい。こちらは大変人気なので参拝前に参道を通るときに整理券をとるのがおすすめですよ^^

成田とうなぎ
福岡出身の私にとって、なぜ成田といえばうなぎなのか、ピンときませんでした。遥か前から成田地域の人々にとって印旛沼で獲れた川魚料理を食べてきたそうで、栄養価の高いうなぎ料理がこの辺りの食文化として定着していたようです。昔(江戸時代?)の成田詣は徒歩の旅で、長い旅路の疲れには、うなぎ料理を食べて元気にという名残で、成田山周辺を中心にうなぎ料理のお店が今でも数多くあるということ。なるほどね!

ヤツメウナギにご用心
成田さんは今回で3回目なのですが、いずれもお料理教室の師匠ときています。初めて成田山参拝のとき、あるお店の前に「天然ヤツメウナギ、今日はあります」と書かれていました。めったにないということで、少し普通のうなぎよりはお高かったものの、天然なんだから普通のウナギより美味しいに違いないと、食いしん坊3人とも注文!!蓋を開けてあらびっくり、姿形がまったくうなぎと違うものが。。。三人とも何口か食べ無言・・・それでも何とか完食です。ちょっとここではお味や見た目の表現は控えますが(笑)栄養価に富み滋養強壮によいのは確かと思います。
今更ですがちょっと調べてみました。
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ヤツメウナギは、名前からして鰻の仲間かと思われがちです。でも、実際はうなぎの仲間ではありません。そのうえ、魚でもないのです。吸血魚として知られるヤツメウナギの特徴は、他の肴に寄生して生育することです。吸盤状の口で大型の魚に吸いつき血液や体液を栄養分にします。また、吸い付いた際に魚の肉をはぎ取って食用とすることもあるようです。ヤツメウナギは脂身が多く、食感や風味が肉の内臓に近いこともあり、食べ方を工夫しなければ、味わいにくいです。 一般的な食べ方としては蒲焼が多いようです。
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どうりでね・・納得。みなさん、うなぎを食べたいときはヤツメウナギは別のものです、ご用心(笑)。

最後に
京成線の行きの車窓からはまだ二分咲きの桜が帰る電車の中では五分咲きになっていました。あと数日で満開でしょうか。お料理の師匠はくいしん坊さんでセンスもよくてお買い物もお上手。Getされた竹細工のざるはお料理教室で登場することでしょう。
そして、駿河屋さんは私のこれまでに食べたうなぎの中で三本指に入ります。名古屋の熱田神宮側のひつまぶしのあつた蓬莱軒さん、福岡久留米の大善寺の富松さん、それに静岡三島の桜屋さん、あれ、指4本になっちゃうっ。

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