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【Medii4周年】1年間の歩みと伝えたい感謝の想い

2024年2月20日、Mediiは創業4周年を迎え、5年目に入ります。

Mediiにとってこの一年間は過去一番多くの方に支えられて、社会にとって明確な価値提供の形が定まってきた記念すべき一年間になりました。

今年始まる働き方改革を前に、医師も全ての特殊な疾患の診断や、毎年たくさん出てくる革新的な高額新薬も全ては適切に使いこなせていない。この課題を全国でも限られた知見やご経験をお持ちのエキスパート専門医との協力体制を築くことによって、悩む先生方をサポートする仕組みを構築してきました。

おかげさまで今や日本で最も未診断患者が早期診断され、新薬が新たに最適利用される実績を持つ場所へと成長しました。

日々患者さんをMediiと共に救ってくださっている先生方、協業いただいている企業の皆様、「誰も取り残さない医療を」実現するためご支援いただいている全ての方々に向けて、この1年間を振り返りつつ、心からの感謝をお伝えできればと思います。


1年間のMediiのトピックス


2023年3月14日
ファイザーと心不全診療サポートにおける連携


2023年4月17日
チーム対抗の臨床推論カンファレンス企画「Medii臨床グランプリ」を開催

どのチームも素晴らしい臨床推論にて診断に迫る様子を拝見し、チャットを用いた症例カンファレンスのさらなる可能性を実感しました。本企画の実施に係る症例のご提示や運営へのご助言をいただきましたご監修の先生方、ならびにご参加いただきました先生方には改めて感謝申し上げます。第3回大会の開催も予定しております。多くの学びを提供できる大会となるよう準備してまいりますので、医師の皆様には奮ってご参加いただけますと幸いです。


2023年4月18日
日本ベーリンガーインゲルハイムと連携を強化


2023年5月16日
E-コンサルのエキスパート専門医数1,000名突破

エキスパート専門医のみなさまのお力添えなくして、E-コンサルは成り立ちません。おかげ様で2024年1月時点では1,200名の先生方にご協力いただけるまでになりました。本当にありがとうございます。「誰も取り残さない医療」を目指し、先生方と共に、医療の未来を創っていければ幸甚です。


2023年5月17日
H.U.フロンティアの「LabSync®」と連携

H.U.フロンティア様との取り組みを通して、多くの病院の皆様に価値を届けることができました。心より御礼申し上げます。これからもH.U.フロンティア様と弊社が力を合わせ、現場の先生方ならびにその先にいる患者さん達のお力になれれば幸甚に存じます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


2023年6月21日
千葉大学と小児リウマチ性疾患における連携

千葉大学 特任准教授の井上祐三朗先生をはじめ、11名の小児リウマチ専門医の先生にご協力を頂き、小児リウマチ性疾患の症例相談の受け皿を構築することができました。専門医の数も少なく、医療体制にはまだまだ課題の多い領域と認識しています。E-コンサルが課題解決の一手となるよう、引き続き本プロジェクトに力を入れて推進してまいります。


2023年7月26日
ノーベルファーマとリンパ管疾患における協業


2023年9月11日
東洋経済「すごいベンチャー100」に選出


2023年10月17日
新潟大学とリウマチ性疾患における連携

新潟大学 病院准教授の​​近藤直樹先生が代表となって構築した「診断未確定リウマチ性疾患に対する新潟発地域連携ネットワーク(CoNN-URD)との協業を通して、新潟県内での医療連携体制の構築に携わらせていただきました。かかりつけ医の先生への診療のサポートに繋げられるよう、引き続き取り組んでまいります。


2023年10月19日
希少疾患啓発の取り組みの成果を発表

「低ホスファターゼ症(HPP)」「発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)」「非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)」「重症筋無力症(MG)」「視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)」「神経線維腫症1型(レックリングハウゼン病:NF1)」の6つの希少疾患に関する取り組み成果や相談事例分析を発表しました。


2023年11月1日
日経メディカルと戦略的業務提携契約を締結

日本の医師総数の約6割が登録する日経メディカル Onlineの医師会員に対し、臨床疑問があった際にMediiのオンライン専門医相談サービス「E-コンサル」をご利用いただける環境を構築しました。


2023年11月9日
日本神経免疫学会がE-コンサルを導入

連携開始早々に、学会評議員の先生方を中心とした多くの先生方にご協力いただき、現在「多発性硬化症(MS)/視神経脊髄炎スペクトラム(NMOSD)」、「免疫性ニューロパチー」、「重症筋無力症(MG)/ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)」の3つの難治性神経免疫疾患ごとのエキスパートのグループでの個別症例相談の対応を開始いたしました。
本取り組みを通して、学会員同士が日常的に知見を共有できる学びの場が広がり、専門知見の共有による医療の質向上という学会にとってもMediiにとっても共通の課題を解決すべく取り組んでまいります。


2023年11月21日
「E-コンサル」を活用した千葉MS診療連携ネットワーク発足

千葉県内における多発性硬化症(MS)の早期診断と適切な治療の促進を目指す千葉MS診療連携ネットワーク発足にあたり、MSに関する豊富な知識と診療経験をもつ専門医と協力しながら診療を行う医療体制を実現するための仕組みとしてE-コンサルを採用いただきました。
難病・希少疾患であっても、地域完結型での診療が可能となるよう地域連携促進にも取り組んでまいります。


2023年11月25日
Forbes JAPANの2024年注目のスタートアップ100選に選出


2023年12月6日
多発性硬化症の協業プロジェクトを始動


2024年1月1日
オフィス移転


2024年1月17日
小野薬品とがんサポーティブケアにおける協業


2024年1月24日
日本ベーリンガーインゲルハイムと膿疱性乾癬における協業


2024年2月15日
コーポレートサイトのTOPページをリニューアル

Mediiが掲げるミッションに込められた想いをお伝えするミッションストーリーを新たに掲載し、サイトをご利用される皆様にとってより分かりやすく見やすく情報をお伝えできるよう、TOPページのデザインを刷新しました。
「誰も取り残さない医療を」というミッション策定までの裏側もnoteで紹介しています。


2023年2月21日~2024年2月19日に発表した、プレスリリース20件・お知らせ39件・メディア掲載61件のうち、一部をご紹介させていただきました。今回取り上げたトピックス以外にも様々な取り組みがありました。Mediiの目指す世界の実現のためにお力添えいただいている皆さまに、改めて感謝を申し上げます。

Mediiのニュース一覧:https://medii.jp/news/


代表取締役医師 山田のメッセージ


この1年間は、Mediiにとって過去最も成長した一年でした。現場の先生方とその先の患者さん達のためになれるよう、徹底的に寄り添い続け、様々な困難を乗り越えて、2024年2月時点でE-コンサルは、日本で最も医師に活用されている難渋症例のweb相談プラットフォームとなりました。

起業当時は、そんなシステムが実現するわけがない、お金の観点で実現・持続可能性がないはずだ、医師として働いたり開業した方がいい、という声も多数ありました。でも今は違います。私が一人の医師としてだけではとても救い切れなかっただろう、年間数千人という規模の全国の未診断・難治患者さんが、主治医のエキスパート専門医を通じたE-コンサルの結果、未来を変えています。この患者さん達の命や人生を変えているという事実は、何にも変え難く本当に尊いことです。

これは全て、苦しみ続けて「取り残されてきた患者」に光を差し伸べてくれている主治医やエキスパート専門医、この仕組みを支えてくれている様々な企業、そしてMediiの仲間たち一人ひとりの想いや願いが届いてきているからこそだと心の底から感じています。

「誰も取り残さない医療を」の実現に向けて、まだMediiは未来に灯火を付けたばかり。さらに多くの取り残された患者のため、その患者や家族が創る未来、社会のため、Mediiはこれからも真摯に突き進みます。まだまだ至らぬところも多くご指導ご鞭撻いただくこともあるかと思いますが、これからも引き続きどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

2024年2月20日
株式会社Medii 代表取締役医師
山田裕揮