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「持続可能な」まちづくり コロナ禍でどう変化?~第2回放送②~

ラジオ番組「ケロケロ見聞録」の第2回の放送5月2日に放送されました。
noteは番組の備忘録として、議論のまとめをしていきます。
読むラジオとしてお楽しみください。

こちらは「まちづくりは〇〇をつくる! ~第2回放送①~」の続編です。このnoteを読む前には放送前記事や放送後記事パート①をご覧いただくとより楽しんでいただけます!

トーク②(持続可能なまちづくりのために今できることは?)

トーク②では、学生ゲストで共にラジオを作成している”てっちゃん”を加え、福岡のまちづくりについて議論しました。

(とーこ)その土地を好きだと思い、真剣に考える「ヒト」が居続ければ、持続可能な街になる。
(てっちゃん)土地が好きでも、暮らしを支える経済がなければ、持続できない。「ヒト」も戻ってこない。

福岡を好きな人も、暮らしを支える経済も両方あってこそ、持続可能な街になると感じる議論でした。福岡は中州や天神など「飲み」が活発な地域が多くあり、飲み会からビジネスが生まれることもあります。業種の垣根を越えて助け合い、ビジネスを作り出す雰囲気が福岡にはありますよね。飲み会でのコミュニケーションを意味する「飲みにケーション」に今後も期待です。

しかし、コロナ禍では飲みにケーションをはじめ、福岡の魅力であるアジアの中心地や観光産業が衰えてきてしまいました。今後持続可能な福岡を作るためには何をすべきなのでしょうか。

(とーこ)観光以外で福岡に関わる人を増やす。
(てっちゃん)ビジネスハブとしての役割を担う。

観光に頼らないまちづくりはかなり大胆なアイデアですね。「観光は流行りに左右されるから不安定だ」という意見もでました。観光による人の関わりや流動性を、ビジネスで作った関係で補う。斬新かつ持続可能性が見えた案が出ました。

note挿入画 (1)

持続可能なまち 実際の例

「持続可能」が今回はキーワードになりましたね。
持続可能なまちづくりのために、関係人口を増やす利点や、福岡のビジネスハブとしての可能性を議論してきました。

放送では福岡のまちづくりを主に取り上げたので、noteでは他の地域のまちづくりを紹介します。

<京都府亀岡市>
~かめおか霧の芸術祭をハブに循環型の地域社会を作り出す~

さまざまなアートを通じて地域の魅力発見や地域活性化を目指している地域です。芸術祭では、地域課題の解決のため、経済・社会・環境の3観点から取り組みを行っているそうです。

経済:亀岡ならではの地場産品を開発。地域雇用を生み出すために事業者のを支援。
社会:農業や自然と共に暮らす都市づくり
環境:ごみを極力出さない社会づくり

亀岡に元々あった芸術祭という魅力を磨き上げたまちづくりだと感じます。
地域外の人にアプローチするだけでなく、住みやすい街を目指し、住民の生活を豊かにする取り組みも併せて行っている点が魅力的です。

<イギリス ブリストル市>
~パートナーシップでまちの課題に対応~

①コネクティビティ(つながり)
②経済
③環境
④健康とウェルビーイング
⑤家庭とコミュニティ
⑥学びと技術

6つ のテーマでまちづくりが行われています。まちづくりの計画立案や実行に、大学や病院、警察、市など、数多くのステークホルダーが関わっている(パートナーシップ)ことが特徴です。自治体だけでは対処しきれない子どもの貧困や水不足などにパートナーシップを基本単位で対応していくことで課題に取り組みやすくなっています。

まちづくりをするのは一部の決まった人だけではないことを確認させてくれる事例です。様々なステークホルダーが関わってまちづくりが行われます。日本の事例に限らず、海外の事例で参考にできるものは吸収していきたいですね。

まとめ

第二回放送はいかがだったでしょうか。
自分が住んでいる街に興味を持ち、考えるきっかけは見つかりましたか?
自分なりの切り口から街を見てみると新たな発見があるかも…!?

最後に石丸さんから学生へのメッセージを紹介します。

・自分たちが自分事として街をみる視点を持つ。
・ルール、法は変えられる。今ある社会が当たり前ではない。

ルールは変えられないものだと思っていた方、今後社会を担っていく方は特に、今の社会が全てではないという視点を持つことが重要だと改めてる言葉ですね。

自分事として街を見ることは難しいように感じますが、ふとしたときに感じる街への疑問や街の魅力をノートに書いたり、言葉にしたりするなどから初めてみてはいかがでしょうか。

来月もゲストをお呼びし学生同士が熱い議論を展開する予定です!お楽しみに!

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