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お薬カレンダーの使い方

こんにちは。更新が遅れました。

皆様「お薬カレンダー」はご存知でしょうか。
沢山の薬を服用している時、
特殊な飲み方の薬を服用している時、
飲み忘れが増えてきた時
等に活躍するアイテムです。

今回はお薬カレンダーについて話そうと思います。

・入手方法
・使い方
・家族が使う場合の注意点

に分けて書きます。

・入手方法

お薬カレンダーは調剤薬局やドラッグストアで販売している事が多いです。
無料で貸出・配布してくれる所から、
1000円前後かかる所まで
値段や機能もまちまちです。

また、100均や雑貨屋にも置いてある事があります。総合病院など、大病院の近くの店の方が需要が多いため、取り揃えている可能性が高いです。

介護施設やヘルパーにお世話になっている方は、
従業員も管理に関わってくる為
特定のお薬カレンダーを
準備している事もあります。

ヘルパーや介護士がいる方は直接相談、
そうでない方は調剤薬局で相談してみて下さい。

型も色んな種類がありますが、
オーソドックスなものは
曜日で朝昼夕に分かれており、
1週間分セット出来ます。

就寝前にも薬を飲んだりする方は、
就寝前のポケットがあるものを選びましょう。

朝昼夕食後に加え、
朝昼夕食前も服用薬がある方は
色違いのものを2つ準備して
片方を食前用カレンダー、
もう片方を食後用カレンダーとして用いる
という事もできます。

・使い方

1週間に1回、1週間分の薬を
1回分ずつポケットにセットして使用します。

大事なのは、「1週間に1回」「1週間分」
の薬をセットする事です。

毎回服用時に次の分をセットしてはいけません。なぜならば、すぐにセットされてしまっていては飲み忘れや重複服用を確認出来ないからです。

お薬カレンダーの優れた点は、
飲んだかどうかをすぐに視認出来る点です。
それを忘れてはいけません。

補充の曜日やタイミングはいつでも構いません。しっかりカレンダーに1回分ずつ全て埋めて、
全て飲みきったタイミングで補充するようにしましょう。

しっかりセットと確認をしていれば、
忘れやすい方も、隔日服用の用法が難しい薬も
お薬カレンダーが正しく飲めるように
あなたをサポートしてくれます。

・家族が使う場合の注意点

ご家族の方は、お薬カレンダーを導入した事で
しっかり薬が飲めていると安心せず、
そもそもお薬カレンダーを正しく使えているか
十分に確認してあげてください。

以下は実際にあった事例です。

・一日に飲む分だけセットして使っていた
→前日の服薬状況が分からず、結局いつ飲み忘れたか分からないバラバラの用法・日数で薬が余った

・1ヶ月分の薬を1週間用のカレンダーに全てセットしていた
→煩雑としたポケットになり飲んだのか飲んでないのかすぐに視認出来ず、適正服用の向上に繋がっていなかった。むしろ数の少ないポケットがあり、倍量服用している可能性も考えられ大変危険であった

・1回飲む事に補充していた
→ずっとカレンダーは満タンの状態。
どこまで飲んだか分からず、飲み忘れたかどうかすら分からない。その為正しく服用しているか確認出来ない状態であった。

お薬カレンダーを導入するのであれば、
正しく使用する事も意識していきましょう。

今回はお薬カレンダーの話でした。

正しい最低限の知識があれば、

医療従事者との意思疎通もとてもスムーズになります。


薬の知識は情報が多く、文章では書ききれないものばかりなので、僕の記事が自身で調べるきっかけになれば幸いです。


薬の情報で一番正確なのは添付文書なので、

添付文書のお供に読んでいただければ嬉しいです。



それではノシ




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