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本当にあった怖い話12

本当にあった怖い話 市民病院編

このお話は

私が中学二年生のときに

ひいおばあちゃんが入院していた

市民病院で体験した出来事です。

あの日…私は母と弟と一緒に

ひいおばあちゃんが入院している

市民病院へお見舞いに行ったのですが

30分くらいした時でしょうか。

弟が喉が渇いてジュースを買いに行きたいけど

一人で行くのは怖いというので

母にお金を貰い

弟と一緒にエレベーターで

一階まで降りて

ジュースを買いに行きました。

古い病院なので怖いのは当たり前なのですが

あの時のエレベーターの中の空気は

異常でした…。

乗っているのは私と弟の2人だけなのに

まるで…4.5人は中に乗っているような

感じが常にしていたのです…。

確か5階からエレベーターに乗ったのですが

4→3→2階まで来た時!

私の足元に違和感を感じて

見たらいけないと思いつつ

好奇心から足元を見てしまいました…。

すぐに見たことを後悔しました…!

当時弟は小学生6年生くらいだったので

怖がらせないように

平成を装ってはいましたが…

そのとき…

私の足元には…

なんと!

およそ2歳くらいの

小さな男の子の手が…

私の足首をガッシリと掴んでいたのです!!

その間私は早く1階になれ…

早く1階になれ!!

早く1階になれ!!!

お願いだから!

早く! 早く!!

そう心の中で思っていました…。

それくらい1階まで降りる時間が

とても長く感じたのです…。

1階まで降りてジュースを買って

またエレベーターで5階まで

行く時には…

4.5人乗ってる感覚はまだありましたが…

小さい弟の手は…

もう私の足首を掴んでは

いませんでした。

もし…

あの時…

エレベーターに乗っているのが

私1人だったら…

あの小さい男の子の手が

ずっと私にしがみついていたら…

私は…連れて行かれていたのでしょうか…?

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