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GDPから見る、次に狙う世界市場とカラクリ🌏

結論:鮨屋をやるなら、インドではなくシンガポールに行こう。

この意味がわかれば、読む必要のない記事かもです笑

5分で読める記事です。GDPって何?海外市場ってどこを狙うの?が気になる方はぜひ、読んでいってください😊

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世界人口が80億人
インドが中国を抜いて人口1位に

最新世界人口ランキング2023(UNFPAより引用)

国連人口基金(UNFPA)の「世界人口白書2023」によると、2023年の世界人口は80億4500万人に到達した。前年より7600万人の増加となった。世界人口が80億人を突破するのは初めて。また、これまで1位だった中国をインドが抜き、はじめて人口世界1位の座についた。日本は、1億2330万人で世界第12位。2022年は1億2560万人で世界第11位だったが、ひとつ順位を落とした。

このニュースを聞いて、インドでは乳幼児の死亡率が下がっていることなどを背景に、人口が増加。人口のおよそ半数が30歳未満であり、今後も経済が急成長するだろう。また、インド人口は全世界の2割近くを占めており、人口の増加は続き、2050年までに16億6800万人に達すると予想されている。


そもそも、国力とは何だろうか?

経済力、軍事力、人口、地理的な位置、技術力、教育水準、政治的な安定性、外交力など、さまざまな要素が挙げられるだろう。

今の資本主義社会において、
経済力を重視するのであれば、
国力は簡単に以下のように示すことができる。

国力=人口×生産性

そして、この国力を数値化したものがGDPとも言える。

GDP(国内総生産)≒国力=人口×生産性

故に、人口の多いインドや中国は強い。じゃあ、インドや中国でビジネスでしよう!というのは、間違いではないが少し短絡的かもしれない。ターゲットによって違うというのが正確かもしれない。

では、ここでGDPのランキングを見てみよう。

GDP, current prices|IMF(2023)

ここで重要なのが、先ほど見た人口ランキングと順位が違うことです。国力(GDP)を見る上で、人口だけを見ればいいわけではないのです。

では、以下の順位は何を示しているでしょうか?

GDP per capita, current prices|IMF(2023)

答えは、国民1人あたりのGDPの順位です。1人あたりのGDPは、各国のGDPを人口で割った数値で、国の平均的な豊かさを測る指標になるとされています。

ちなみに、日本は35,390 US$で31位です。現在レート(1$=140円)とすると、約495万円となり、1人あたりGDPからおよその平均年収が割り出せます。

ここで、GDPが第2位の中国/第5位のインドを見てみると、1人あたりGDPは中国は66位(12,813US$)/インドは145位(2,379US$)(日本円換算 1$=140円で約179万円、33.3万円)となります。

ここに海外進出をするに当たってのポイントがあります。

重要なのは自分たちのサービスを買えるお客様が
実際には何人いるのか?ということです。

経済産業省2021年資料

ニュースでインドでは中間層、純富裕層が増えていると報道があると、みんなお金を持っていると感じるが、データを見ると一番のボリュームゾーン(インド人口30.1%)を占めるのは$2500〜$5000、つまり2020年当時だと所得が27〜55万円で、10万円のお鮨を食べれる人はほとんどいません。

インドの公的機関が定義している「中間層」
世帯年収が20万ルピー(約56万円)〜100万ルピー(約280万円)の人たち

国のGDPが低くとも1人あたりGDPが高い国かつ一定人口がいるマーケット、石を投げれば10万円でもお鮨にお金を払える人に当たるマーケットで勝負した方がビジネスとしては楽かもしれません。

例えば、人口が500万人を超えていて、日本から比較的近く、和食の文化も馴染みがあり、お鮨が認知されている平均年収1275万円のシンガポールでは、10万円のお鮨でもお客様は集まるかもしれません。

インフラのビジネス、企業相手のビジネスであれば、インドや中国といった人口超大国は間違いなく大きなマーケットで狙うべきかもしれませんが、個人相手の商売などの場合は人口だけでなくその国の世帯所得も重要となってきますね。

今回、GDPから見た海外市場の選定について考えてみました。最後まで読んでいただきありがとうございます!未熟な知識で間違っている情報もあるかと思いますが、少しでお役に立てれば嬉しいです!

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