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スタッフの本音が聞けた!院内勉強会

ミーティングの時間を無駄にしていませんか

ミーティングをしても話すのは自分ばかり、今ひとつ盛り上がらないと感じていたら、
いっそのことミーティング⇒勉強会にかえることをお勧めします。

せっかくミーティングの時間を確保して、ようやくみんなが顔を合わせたところで、
「最近何か気になることなど(問題は)ありますか」とスタッフに投げかけても、
「・・・・・」(応答なし)
こんな場面を経験したことがある、または想像できるというリーダーの方も多いのではないかと思います。
スタッフが困っていることがあったらサポートしたいという思いであったり、
スタッフを巻き込んで医院をもっと良くしようと考えている院長先生にとっては、発言がないのはちょっとがっかりかもしれません。

しかし、発言がないからと言って、必ずしもスタッフが何も考えていないとか、真面目に取り組んでいないとかということではないのです。
いきなり質問を振られても思いつかないのが正直なところかもしれませんし、本当に「問題」はないということもあります。

ミーティングで本当にやりたいこと

では問題がなければ良いかと言うと、はっきりと形に現れた問題はないとしても、解決に取り組むことで、様々なことが改善するような「チームにとっての本質的な課題」というものはあるはずです。
冒頭の質問をスタッフに投げかけた院長先生にも、全体の運営に関わるような課題に対してアプローチしたいという意図が背景にあったのではないかと考えます。

ここでは、いっそのことミーティングを勉強会に変えて、スタッフが学びながら課題を見つける方法をお伝えします。
スタッフが勉強会で取り組む「練習問題」の答えから、それぞれが取り組んでいる課題がわかれば、チームで取り組むべき課題も見えてくる可能性があります。

ミーティング⇒勉強会に変えることのメリット

今回ご紹介する勉強会は「言葉遣い」に関連した内容です。
患者さんへのお願いや、言いにくいことを伝える場合に、ネガティブな印象を和らげる「クッション言葉」というものがあります。
勉強会で一人ひとりにそのクッション言葉を使った例文を作ってもらうのです。

そして、全員の例文発表と共に、その例文を作った背景(どのような場面で、なぜそのクッション言葉をつけるのかなど)を一人ひとり語ってもらいます。
たとえば、
「残念ながら・・・」という言葉を使った例文であれば、各々の持ち場で患者さんの希望に添えていないことがわかります。その要因が、個人のスキルレベルのことなのか、医院全体に関係することなのか、院長先生は課題を多面的に捉えて検討することができるはずです。

スタッフが考えて作る例文は、自分の体験に根差したものなので、表面的な問題を深く理解するきっかけにもなります。

スタッフにとっても、一方通行のミーティングよりも、アウトプットの機会が与えられ、満足度が高いはずです。

勉強会にお勧めのテーマ                       チーム連携や、スタッフ間のコミュニケーションにつながるミーティングをしようとすると、時間の確保や前準備など多くのコストがかかります。
せっかく時間を作るのであれば、課題を共有することでみんなで一緒に改善に向かうことができ、なおかつスタッフの成長につながる勉強会がお勧めです。

勉強会のテーマとして最適なのは患者さんとのコミュニケーションに関することで、
なぜならば職種を超えた共通のテーマとなるからです。

1回の勉強会で1テーマ
コンパクトにまとめられたコンテンツが25入った勉強会用の動画教材
http://clinic-communication.jp/

教材提供
㈱メディカル・ブランド・デザイン
http://medical-bd.com


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