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物語が旅立ってゆきます。

今年の3月に、メディアパルが2007年に発売した単行本『本からはじまる物語』が、角川文庫になりました!というお知らせをしました。

そして今月には、同じ本の一編が、新しい文庫のなかに掲載されることに。

7月20日発売の集英社文庫、三崎亜紀さんの掌編集。『名もなき本棚』というタイトルにそそられます。

『本からはじまる物語』でも最後を飾っていた「The Book Day」というお話。『名もなき本棚』でもやはり最後でした。
ほんとうに最後にぴったりの作品なのです!
本たちが空へ飛び旅立っていくお話なのですが、少し寂しく、でもわくわくして、胸がいっぱいになります。その情景を想像すると、すごく美しい。
紙の本が好きな人には是非読んでほしいです。

三崎亜紀さんの他の作品だと、個人的に今あらためて読みたいと思うのは『となり町戦争』。
ある日届いた「となり町」との戦争のお知らせ。実感が持てないまま、でも着実に戦争が進んでいるという、少し不思議で、ぞわりとくるお話です。

そしてみていただきたいのは三崎亜記さんが『本からはじまる物語』を紹介してくださっている動画!メディアパル版の『本からはじまる物語』や初掲出の『出版フォーラム』も登場しておお~!と思いました!

単行本版『本からはじまる物語』は、いよいよ残り在庫僅かになりました。
あえて単行本が欲しい…!という方はお早めに、お近くの書店さんにご注文くださいね。

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