5月24日(水)メディア日記

 公明党は24日、衆院小選挙区の「10増10減」で新設された東京28区(練馬区東部)の候補者調整に関する自民党の回答を受け入れられないとして、東京都内の選挙区で自民候補を推薦しない方向で調整に入った。東京28区での独自候補の擁立は見送る。25日の党常任役員会で決定した。公明の選挙協力がなくなれば、当選が危うくなる自民党議員はかなりいる。公明票は、1選挙区に1万~2万票あるといわれている。これを失うと“討ち死に”する自民候補が続出するのは間違いない。岸田首相は「自民党幹事長らに丁寧な対応を指示した」と言ったが、サミットで上がった支持率は暴落の予感がするし、公明党との不協和音は、これで早期解散どころじゃなくなってきた。
 
「週刊文春6月1日号」はあす25日の発売を前に、文春オンラインが24日、「岸田首相の長男で首相秘書官の岸田翔太郎(32)が、親戚12人以上を首相公邸に集め、忘年会を開いた」と報じた。オンラインでは問題の写真はアップしなかったが、25日発売の「週刊文春」は、「岸田一族『首相公邸』大はしゃぎ写真 階段に寝そべり総理会見ごっこ」と写真6枚を掲載した。首相のおいが、赤じゅうたんの敷かれた官邸の階段に寝そべっている写真や、いつもは閣僚が並ぶひな壇には親族が並んだ写真などが掲載された。別の観点で言えば、こんな身内の写真がなぜ簡単に流れてしまうのか、ネットの恐ろしさを再認識した人も多いと思う。
新聞、テレビはいずれも大きく報道したが、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)の玉川徹は、「首相の長男がこうした不祥事を起こす本質的な問題は、国会議員の世襲弊害にある」と指摘した。

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