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スポーツ観戦分散投資


最初に

スポーツ観戦が趣味の方は非常に多いと思います。会場まで足を運ぶ方、テレビや配信でじっくり観る方、ハイライトで結果をチェックする方と楽しみ方は多様ですが、共通の問題は「贔屓のチーム(推し)が負けた時の気持ちをどうするか」だと思います。

勝った時の喜びは何物にも代えがたいと思いますが、負けた時のショックは大きいはずです。ライバルとの試合や大勝負、実際に足を運んだ際に負けてしまった時の悲しみは一段と深くなるでしょう。

残念なことに、真剣勝負である以上負ける可能性は無くせません。だからこそ面白いのだと理解はしていても、負けて腹が立つのは避けがたい現象です。

折角の趣味なのに気分が悪くなって終わるのは勿体ない事だと思います。
そこで、今回の記事では「観るスポーツを増やして一競技当たりの負けるリスクを分散させる」方法をご紹介しようと思います。
偉そうに書きましたが、要するに自分の観てるスポーツの紹介ですね。
意識せずにやっている方も多いかと思いますが、一つのスポーツを必死に追いかけてきた方には効果的な心理になると思います。

サッカー

サッカーは欧州クラブや日本代表等、ファンの多いスポーツです。ルール等は説明不要だと思います。地元に根付いたファンが多く、ライバル同士の試合ではとてつもない熱気を誇りますが、たまに行き過ぎて警察沙汰になることもあります。

他のスポーツに比べると1点の価値が重く、得点が生まれるまでの時間が長いからこそ1点入った時の喜びはひとしおです。逆に相手に先制点を入れられると、勝ち試合がグッと遠くなってしまいますが。

1つのクラブを応援するのも良いですが、オススメはリーグごとにいくつか追いかけるチームを持っておくこと。国毎の特徴や流行の違いを抑えられますし、複数応援する方が1チーム負けた際のショックも小さくなります。

野球

野球は試合数が多いのが特徴です。日本のプロ野球は4月から10月と約半年かけてペナントレースが行われます。そのため、全試合勝ち続けるのは不可能です。どんなに強豪でも7割も勝てず、逆にどんなに低迷していても3割は勝てるように全体の結果は収束していきます。

近年はネット配信やハイライトの更新が増え、カジュアルに試合を追うことが可能になりました。100試合超もフルで見続けるのは不可能に近いため、時間があった際に流し見する位でも丁度良いと感じています。ナイターの試合は仕事終わりの時間と重なったりしますから、生活リズム的にも合っていますしね。

メジャーリーグの楽しみ方は日本の応援文化とはまた違うようです。休みの日に公園でビール片手にのんびりしてるような感じで、応援歌や声援はありません。その分相手チームへのブーイングには熱が入っていますが。

バスケットボール

自分も最近になってNBAを見始めたのですが、屋内競技のため観客の熱気と迫力が凄いですね。詳しいルールは分からなくても、目まぐるしく動くボールとスコアに注目していれば、自ずと細かい情報は覚えてくると思います。

とにかく身体がデカい選手が多いうえ、狭いスポットで機敏に動き回ることが要求されるため、非常にフィジカル重視のスポーツです。試合の展開も速く、10点差程度ならすぐに逆転も可能です。

アメフト

アメリカでは人気No.1とも言われるスポーツのフットボール。今年のスーパーボウルはテイラー・スウィフトの動向にも注目され、ニュースで取り上げられる回数も多かったように思います。

ボールの形と選手たちの動きからラグビーと似てると言われがちですが、個人的には野球の方が近いと感じます。攻守はターン制のように切り替わり、攻撃と守備で別のチームが出てくるのが特徴です。

これもルールは難しそうですが、ボールを相手陣営まで運べば得点とだけ把握しておけば、残りは観ていくうちに分かってくるはずです。
アメフトは今回挙げたスポーツの中で一番テレビ放送との相性が良い競技だと思います。ボールを中心に置いてヤードラインを映すカメラと、ハッキリとした攻守の切り替わりが映像配信にマッチしています。

F1

上の競技とは少し違いますが、モータースポーツも立派なスポーツです。F1は年20興行程度ですが、予選やスプリント、本戦と複数の形式が行われています。

最速を決める歴史あるレースでは、1時間半走り続けて1位と2位の差が5秒程度のことも少なくありません。ただ走るだけではなく、チーム全体でのタイヤ交換等の戦略も重要になってきます。

レーサーには申し訳無いのですが、雨天のレースは盛り上がります。タイヤ交換の選択の重要性が上がり、普段のチーム間の戦力差が簡単に覆される展開は見物です。雨脚が強すぎると中止にもなりますが。

プロレス

最後に挙げるのがプロレスです。身も蓋もありませんが、自分の観ているプロレス(WWE)には台本があります。この中で唯一、負けても脚本家のせいにできる競技であり、負けることが次のストーリーに繋がる競技でもあります。結果よりも内容が重視される特殊なスポーツとも考えられます。

ドラマの結末に異を唱える人がいないのと同様です。プロレスの結果も事前に決まっていると理解したうえで楽しめれば、負けた際のストレスとは無縁です。他の応援しているチームが全部負けた時にも、プロレスだけは団体が倒産しない限り裏切られません。

応援対象をどう決めるか

以上が自分が現在観ているスポーツですが、やはりチームや選手を決めて観る方が楽しめると思います。全体の結果を俯瞰的に見て楽しむのもアリですが、それはどちらかというと玄人向けの視点だと思います。

新しくスポーツを見始めるときにどうやって贔屓を決めるのかは難しいと思います。競技についての事前知識も無いままどこを応援するかなんてなかなか決められません。

個人的には、自分と何かしら接点のあるチームや選手が良いと思います。旅行先の都市のチームだったり、友達が応援している選手の所属先だったり、些細なきっかけでもあれば追いかけやすいはずです。それも無ければユニフォームがカッコいいとか顔が好みの選手がいるとかでも良いと思います。

コミュニティにどっぷりと浸からなければ、途中で応援先を変えても良いですしね。極端な話いつでも辞められる訳ですから、重く捉えず軽い気持ちで観始めるのが良いと思います。

最後に

世界中で熱狂する人の多いスポーツ観戦ですが、のめりこみ過ぎると負けた際の気分の落ち込みが尋常ではないことは身をもって体験してきました。知ってるチームが勝ったらラッキーぐらいの気持ちで追いかけるのも一つのスタイルだと思います。

冷静に考えれば、他人が競技で負けたところでこちらに直接的な損害は発生しないのですから、映画を見たりゲームでもして気分を切り替えれば良いと思います。ネガティブな感情をインターネットで喚き散らすなんて行動に繋げるのは最悪ですから。

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