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新市場を切り開く燻製醤油での新たな挑戦!(2023.08) 

今回は、当社で運営する宮城県の物産品オンラインショップ「とろっとみやぎ」に出店中の「金華山醸造」當眞さんに、メディアリンクコートへお越しいただき、『醤油』をテーマとした1日限定イベントを開催いたしました!

▼イベント詳細はコチラ▼


海の恵み豊かな三陸・石巻の地で、明治35年から続く味噌・醤油の醸造元「金華山醸造」は、昔ながらの製法で手間暇かけた造りにこだわり、主に業務用の醤油や味噌を手掛けてきました。

市場に魚が水揚げされると、水産加工用の醤油や調味料の注文が一斉に入るなど、金華山醸造のこだわりは地元石巻を中心に多くの水産加工品の美味しさを長年支え続けています。

また、​魚介を扱う料理店にも認められる醤油は、醸造元の小さな併設店で一般消費者向けに小売りもしており、地元のお客様を中心に長年お買い求めになるファンも多くいらっしゃいます。

そんな中、近年、魚介類の水揚げ量の減少や少子高齢化・食生活の多様化などから、醤油や味噌の消費量が減少傾向にあることに危機感を感じた次期六代目の當眞さん。次の時代を担う新たな取り組みが必要だと考え、創業120年をキッカケに新たなファンづくりに向けた新商品開発に取り組みました。

「醤油や味噌はその人が長年慣れ親しんだ味。そこに金華山醸造の味を加えていくことはとても難しいことですが、新たなお客様の手に取ってもらえる商品を造ろう」と挑戦がスタート!

代々受け継がれた伝統製法を活かしつつ、時代のエッセンスも取り入れて2年近く試行錯誤を繰りかえし完成させたのが今回の「燻製昆布醤油」です。

一般的に「水分を燻製する」こと自体難しいことに加え、火を使い燻すため熱で醤油が酸化し味や風味が落ちるのを防ぐ必要があったため、地元の町工場と連携し特製の専用製造機を開発。

特製昆布醤油をウイスキーオークのチップで10時間以上いぶして仕上げるこの商品は、スモーキーな香りと醤油本来の旨みがマッチした金華山醸造ならではの商品となりました!

ただ、今までは水産加工場といった業務用販路が中心で、小売りの販路は地元石巻の数件だけに留まっていたため、新たな小売り販路の開拓が必要となりました。

そこで、近隣にある消費地・仙台圏での新販路開拓に向け、まずは消費者ニーズの把握を目的に、今回メディアリンクコートで1日限定イベントを開催しました!

今回のイベントで初めて仙台圏の一般消費者に商品を試食してもらいながら商品PRに挑戦! 今回メディアリンクコートへお越しになったのは、金華山醸造の次期六代目の當眞良平さんと當眞紀里さん。

紀里さんの実家の家業を継ぐために2020年沖縄から石巻に移住してきた良平さんは国家資格みそ製造技能士。良平さんは小学校の先生のご経験もあるということで、知ってるようで知らない醤油のお話や醤油づくりのこだわり、燻製昆布醤油の誕生秘話など、とても分かりやすくお話しいただきました!

今回も定員を上回る方にご参加いただき、参加された方の中には、ぎっしりメモを取る方も見られ、皆さん熱心にお話を聞いていました!

今回ご試食いただいたのは、金華山醸造のそれぞれ特長の異なる3種類のお醤油。

二倍の熟成期間・原材料を要する濃厚な「二段仕込み醤油」、三十年のロングセラー「昆布醤油」、そして新商品「燻製昆布醤油」をそれぞれお豆腐にかけてお召し上がりいただきました!

今後の販路開拓や商品訴求などに活かすため、参加者には商品ごとに試食した感想や満足度、今後使ってみたい料理名などを記入いただき、消費者ニーズもしっかりキャッチ。

参加者からは「燻製昆布醤油をチーズやピザに合わせて食べてみたい」「美味しく食べる使い方の提案があるとよい」といったご意見や新たな食シーンの提案に加え、「お醤油それぞれの個性・美味しさがあって、いろんな使い方が出来るので、3つとも自宅に置いておきたいですね!」といった嬉しいお言葉もいただきました!

そして、ご参加特典は、金華山醸造の人気の醤油が味わえる5種のミニボトルセット!

ご試食会終了後の直売スペースでは、話を伺った醤油をお買い求めいただく方が多くみられ、1個1,000円以上する「燻製昆布醤油」が完売するなど大きな反響がありました!

直売会でも試食会に引き続き、當眞さんへ質問される方や話し込む方が多く「お客様と直接お話しできることで間近に反応を得られることが新鮮!」と當眞さんもとても実りの多い素晴らしい時間だったと励みになるお言葉もいただきました。

「今回ご記入頂いた試食アンケート結果やお客様からのご意見からも燻製昆布醤油への評価が高く、使い方の訴求を工夫することで当社を知らないお客様への新たな切り込み商品になる!と改めて自信を持つことができました」

「予想以上に評価が高かった他の商品も含めた『金華山醸造ブランド』として自社のブランド力を高め、今後もこのような取り組みを継続していきたい!」と笑顔で話されていたのが印象的な会となりました!

今まで黒子役として三陸・石巻の水産加工品の美味しさを長年支え続けてきた金華山醸造の自社ブランド商品の展開が今後も楽しみですね!

今後もメディアリンクは「地域の生産者やクリエイターの方」と「ファンの方」との絆を築く取り組みを行ってまいりますので、ご期待くださいませ。



▼金華山醸造さんの新商品「燻製昆布醤油」など宮城のいいものを取り揃えたオンラインショップ「とろっとみやぎ」はコチラ▼

※宮城県の20生産者の約150もの産地直送品がご購入いただけます。


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