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10人インタビュー企画②細見竜平~Googlemapのロケハンで辿り着いた絶景の地にかほ~

地域おこし協力隊/写真家 細見竜平(ほそみりゅうへい)さん

にかほ市で写真を撮りながら地域おこし協力隊として活躍する細見さん。今ではにかほ市の風景の発信だけでなく、ラジオ運営や広報誌への写真提供なども行っています。そんな細見さんがなぜにかほを選び、にかほで働くようになったのか。これまでの経緯が気になったためお話を伺いました。

メディアラボによる「10人インタビュー企画」
〜地方で働く・活動する人々の想いや理由を探る〜
都心では、地方で働くことの良さを知る機会が少ない。でも、「かっこいい」「おもしろい」取り組みは、場所を問わず人を巻き込める魅力がある。
商業施設の少なさや交通の便が悪いことなどを上回る、地方ならではの魅力とは一体何なのか?メディアラボメンバーが、にかほ市で活躍する10人のインタビューを通して探り、深堀り、記事で伝えるインタビュー企画です。

Q: どんな学生時代でしたか?

興味があることに時間をとことん注ぎ込んでいた

浪人中、映画にハマったこともあり、大学に入ってからは映画研究会に入って自主映画を撮っていました。また、音楽にも興味があったので友達と一緒にパソコンを買って音楽を作ったりもしていました。大学生活は4年で卒業するつもりも就職するつもりもなかったので、アルバイトをしながら創作活動に力を入れていました。2年遅れて卒業してからもそのような生活を続けていると、バイト先の社長にレンタルパソコンの事業をやってみないか?と声をかけられ、そのままその会社に就職することになりました。

Q: にかほで働くことになったきっかけ

「にかほの写真を毎日撮りたい」という想い

冬の元滝伏流水

趣味で写真を撮ってSNSなどにあげていると、他の人の写真と比較してもっと自分もきれいに撮れるのではないかと思い、本格的なカメラを購入しました。すると、風景写真にハマってしまいGooglemapできれいな写真が撮れそうな土地をよく探していました。そこでたまたま見つけたのが秋田県にかほ市でした。年に4回ほど実際に秋田に訪れて写真を撮ったり山に登ったりしていると、住んだほうが早いと思い至るようになりました。にかほ市について調べてみると、「地域おこし協力隊」の募集を見つけたので、すぐににかほ市で働くことに決めました。もともと土地の名前も知らずに地図で見つけたきれいな場所の写真を撮っていたので、この土地が「にかほ市」という名前だと知ったのはかなり後でした(笑)。

Q: お仕事の内容、やりがい・苦労は?

多くの人に写真を見てもらえる喜び

主ににかほ市の写真をとってSNSで発信をしたり、機械に強いということもあり、ラジオ機材を扱った仕事もしたりしています。また、広報誌に使う写真の提供も行ったりします。
もともと写真を撮りたくて、にかほ市に来たので、いつでも撮りたいときに写真を撮れることがやっぱり楽しいです。また、撮りたい素材がすぐ近くにあるのも良い点ですし、仕事柄他の人に写真を見てもらえる機会が増えるのはやっぱり嬉しいです。しかし、秋田はなかなか晴れないので撮影も天候に左右されてしまうのは、苦労するところです。

Q: 今後やりたいことは?

にかほの魅力をもっと違う形で伝えたい

今後も秋田の写真をしっかり撮って素敵な作品にしていきたいと思います。また、写真を撮る中で、スポットに詳しくなってきたので、写真に絡めた案内やアテンドも仕事にしたいと思うようになりました。土地の魅力がとにかくすごいので、写真だけでなくドローンなども使って上空からの動画や街歩きや森の散策動画も作りたいと考えています。

Q: 読者へのメッセージ

大きな山と海と森がこんなに近くにある土地はめったにありません。写真を撮る人間としてはとにかく撮るものがたくさんあることを伝えたいですね。自然豊かで、鳥海山の大きさにもびっくりすると思うので、ぜひ生で見てほしいです!また、にかほ市は県南に位置していて、東京からもそれほど遠くなく、冬でなければ比較的訪れやすい場所だと思います。知られていないスポットもまだまだたくさんあるので、まずは足を運んで体感してみてほしいです。

インタビューしてみた感想

大学時代のエピソードがいきないおもしろくて、自主映画を作ったり、音楽活動をしたりしていたらレンタルパソコンの業務にたどりついて、趣味の写真でにかほ市に辿り着いて、そこで機材につよいことでラジオのお仕事までされていて。本人は何も考えずにここまで来たとおっしゃっていましたが、すべてが繋がってここまできていることに驚きました。好きなことで生き生きと仕事されている細見さんの今後の写真や動画も楽しみです!

執筆者:メディアラボインターン 日本大学 3年 石田耕司

関連情報

Instagram:細見竜平



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