駄菓子屋の店主 87歳からの脱ステ開始
娘さんに付き添われてよろよろと待合室に入って来られたのは、87歳の女性。20年以上駄菓子屋さんに立つ現役の店主さん。アトピー性皮膚炎にステロイドや保湿剤を40年以上塗ってこられたそうで皮膚は相当弱っていて傷も沢山ありました。
ご主人を先日亡くされ、お気持ちが一気に落ちたせいもあり、カポジ水痘様発疹症を合併されていました。脱ステ、脱保湿開始。
高齢者でもあり、リバウンドのリスク、合併症、慎重に経過の見守りを娘さんとチームを組ませて頂き治療開始します。
治療のご案内が終わる頃、「頑張ります、よろしゅうお願いします。うちには(駄菓子屋)昔通っていた子たちが大きくなって就職したからっておばあちゃんにお小遣いくれる子がいたり、子ができたからと二代で通ってくれている子もいてね」と聞かせて下さいました。
顔色もお帰りには良くなり、しっかり階段を自身で降りてゆかれました。
次回は2週間後に来院予定です。