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たっぷりミステリー漬け

 私は、物心つく頃には絵本を読むことが好きだったことをうっすらと記憶している。小学生になると、小学校の図書室にあった「こまったさん」や「わかったさん」シリーズを読むことに夢中になった。そのほかにも、「ズッコケ3人組」シリーズも結構読んだ。

 たしか小学校高学年くらいだっただろうか、親に勧められて「シャーロック・ホームズ」シリーズを読み始めたことが、ミステリー小説が好きになったきっかけだったかと思う。余談ではあるが、それからしばらくして、テレビドラマで「相棒」シリーズを初めて観た時のストーリーのおもしろしさも、ミステリー小説を読むようになったことが少なからず関係していると思っている。

 とは言いつつも、ミステリー小説が好きだけれど、まだ読んだことがない作家、作品が、国内外問わず、多々あることもここに述べておきたい。

 さて、ここからは、私がより一層のことミステリー小説を好きになった作品について述べてみたい。

 社会人になってしばらく経った頃、大型書店に行った時だったかと思うが、森博嗣「すべてがFになる」という作品に出会った。後に、この作品が「S&M」シリーズものであることを知り、少しでも時間があると読み漁った。それからは、森博嗣のシリーズものをいくつか読むようになり、現在ではエッセイシリーズも読んでいるほどだ。

 また、昨年は、急に思い立って京極夏彦「百鬼夜行」シリーズの既刊分を一気読みした。どの作品もその分厚さが話題になっていて、読むことを尻込みしていたけれど、いざ読み始めると、不気味な事件などではあるものの、登場人物たちが魅力的であり、その作品ごとの世界観が詳細で不安になることも少なく、夢中になって読んでいた。

 それから、ここ最近だと、逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」を読んだ。この作品は、たまたまTwitterでフォロワーが読んでいたのをきっかけに興味を持った。

 ここまで私がミステリー作品を読み始めるきっかけから、かなり夢中になった作品や作家まで思い出せるだけ述べてみたことで、書店に向かう機会が減ったことにも気が付いた。それは、この数年での世の中の状況の変化もあるし、書店のオンラインストアで購入したり、電子書籍を購入する機会が増えたことも関係している。読書をするのが紙の本ばかりではなく、ブックリーダーやスマホなど利用できる媒体が増えたことで、履歴からおすすめ本が出てきたりすることで、作品を知るきっかけが増えて、むしろ楽しい。

 私は、これからもミステリー小説を読んでいきたいし、読書を楽しみたい。

 

#ミステリー小説が好き

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