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なぜあなたはいつまでも同じ問題で間違え続けるのか?
中学や高校で勉強しているときに、必ずと言っていいほど起こる現象。
それが「以前と同じ問題が出たのに解けない!」現象です。
数学の問題、物理・化学の計算問題、英語の文法問題、・・・
「同じ問題を、前のテストや問題集でやったはずなのに、、」
テストを受けながらこう思ってしまう事例が多々発生してしまいますよね。
なぜあなたは同じ問題でいつまでも間違え続けるのか?
それを無くすためにはどうすれば良いのか?
解説していきましょう。
理由は2通りに分けられる
同じ問題が出たのに解けない理由。
それは、2つに分けられます。
まず1つめ。
それは「一度理解したのに、忘れてしまった」というケース。
長くその問題に触れていなかったために、だんだんと記憶が薄れていって、「久々にこの問題が出た!」と思ったら「あれ?そういえばどうするんだったっけ?」ってなるパターンです。
例を出すと、僕は高校の頃は数学に出てくる公式を全部覚えてました。でも、2年以上過ぎた今となっては「正弦定理?あれ、何だっけ?」って感じです。
人間誰しも、長い期間使っていない記憶はだんだんと忘れていってしまうものです。
そりゃもう、しょうがない。だって脳のシステムとして、使わない記憶は忘れていくようにプログラムされているんですから。
長い時間の経過により忘れてしまった。これが問題が解けないパターンの1つめになります。
でも安心してください。
中高の勉強において、このケースはほとんどありません。
「一度理解して覚えていたのに忘れてしまい、問題が解けない」なんてことは少ないのです。
じゃあ、同じ問題が解けない理由とは何か?
それが2つ目の理由になります。
とその前に、突然ですが問題です。
このページの一番上のヘッダー画像、どんな画像だったか覚えていますか?
・・・
正解はこの画像です。
どうですか?
この問題、正解できた人はほぼいないでしょう。笑
「そんなの覚えてるわけないじゃん!!」って言いたくなりますよね。
そうです。こんなの覚えていなくて当たり前です。
なぜなら「そもそも覚えようとしていない」からですね。
そんな一番上のヘッダー画像なんて、誰も注意して見たりなんかしないよと。
でももし、仮に僕が冒頭で「このページの一番上のヘッダー画像を覚えておいてください」と言っていたとしたらどうでしょうか?
おそらく、ほとんどの人がさっきの問題に答えられるでしょう。
「注意して見てくださいね」と言われれば、ちゃんと覚えられていたはずです。
勉強もこれと同じ。
あなたが同じ問題を間違える理由の2つめ。
それは「そもそも覚えようとしていない、理解しようとしていないから」です。
問題集で演習をしました。そこで間違えた問題を復習して「次この問題が出ても絶対に解ける」と言えるまで記憶したり理解したりしましたか?
これ、意外とできていなかったりするんですよ。
なぜなら「意識」することをいつの間にか忘れてしまうから。
高校生の勉強量って膨大じゃないですか。当然ながら問題集とかテストの復習とかにじっくりと時間を割くことができなかったりするわけです。
だから、「サッサッサーっと問題解いて、丸付けして、パッと見直して終わり!」ってこなしてしまいがちです。
でもそれって、すごく非効率なんですよね。
問題文見て、ちょっと考えて分からなかったら答え見て、なるほどねで終わり。
これを続けていくといつまでたっても出来るようにならないから、問題を何回も何回も繰り返さなきゃいけないハメになるんです。
か、あるいはそのまま放ったらかして、テストで撃沈するか。。笑
なので、勉強ができる人はそんな非効率的なことはしません。
問題を解いたら振り返る。解けたならそれでいいけど、解けなかった場合には「どうしたら解けるようになるのか」しっかり見直すんです。
で、別の日にその問題をもう一回解いてみて、今度はちゃんと解けるようになったことを確認する。
一回の問題にかける時間は長いけど、何回も問題を見直す必要が無いから、結果的に効率が良いんです。
「間違えた問題は、決して見て見ぬフリするな」です。
足りないのは脳のキャパではなく「意識」
「同じ問題が出されても大丈夫!」なようにするためには、
・取り組む問題ひとつひとつを丁寧に解く
・間違えた問題は「なぜ間違えたのか」しっかりと観察し、「もう二度と間違えないぞ!!」という意識で見直す
これに尽きるので、メチャメチャ大事なことだと理解してください。
こんなこと当たり前だと言えるかもしれません。
でも、その当たり前ができていないから、あなたは同じ問題で間違え続けてるんですよね。
問題集を解くときは、必ずコレを常に意識して解いてください。
問題集は、ただやれば良いわけではありません。
正しいやり方で取り組まなければいけませんが、必要なのは「テクニック」ではなく「目的意識」です。
「何のために問題集を解くのか?」それは、問題演習をしてテストで似たような問題が出た時に解けるようにするためですよね?
ならば、テストで問題が解けるような、問題集の取り組み方をしなければ意味がありません。
「テストの復習とかいらなくね?」という大間違い
「同じ問題が出たのに解けない」を無くすためにすべきことがもう一つあります。
それは「テストの復習」です。
いくら問題集を「次は間違えないぞ!」という意識で解いたとしても、実際のテストで間違えてしまう事なんてよくあります。
それに、「そもそも問題集全部やる時間がなかった」ってケースだってあります。
それはそれでいいんです。というか、それが普通です。
だからこそ、テストの復習をしっかりとやってほしいんですよ。
どれだけ頑張っても、テストで全部を解けるようにはなりません。
なのでテストの復習も含めて、間違えた問題の対策をするのです。
テストで間違えた部分というのは、いわば「最も自分がニガテとする部分」です。
それを放ったままにするなんてあり得ない。そこを見直してカバーするだけで、かなり学力がアップします。
「同じ問題なのに解けない、、」がよく起こる人というのは、この「テストの見直し」という概念がありません。
自分が解けなかった問題、それを見直ししないから、ま~た同じ問題で間違えてしまうんですよ。
テストの復習はしなくていいなんて、大間違いです。
テストの復習も「目的意識」が大事です。
「なぜテスト直しをするのか?」それは自分が間違えた問題を重点的に復習し、また同じ問題が出た時に解けるようにするためですよね?
問題集然り、テスト然り、全てはちゃ~んとつながっているんですよ。
同じ問題を2度と間違えないようにするために、問題集をきちんと解き、テストの復習をしっかりやるのです。
失敗はしていい。繰り返さなければいいだけ
まとめです。
・同じ問題が出たのに解けない理由は「以前にやった問題を見直さずに放ってしまっているから」
・問題集、テストの復習の重要性をもっと知る
・復習の際は、「次この問題が出たら絶対解いてやる!」という意気込みでやる
中学や高校の勉強とかになってくると、問題を数回解いただけじゃテストで上手くいかない時が出てきます。
でも、心配はいりません。一回ぐらい間違えたって全然OKです。
大事なのは「同じ失敗を繰り返さないこと」です。
今度同じ問題が出てきたら、どうすれば解けるようになるだろうか?
それをいつも考えながらやっていってください。
この考え方は、勉強以外でもめちゃくちゃ重要です。
これが実践できたら、積み上げが確実になされ、歩みを止めずに成長することができますよ。
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