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勉強するうえで最も大事なこと

 

「勉強において最も大事なことは何ですか?」

もしこの質問をされたとしたら、あなたは何と答えますか?

 

「勉強時間を多く確保すること?」

「モチベーションを上げること?」

「授業をちゃんと聞くこと?」

まあまあ、確かにどれも大事ですよね。

 

ただ、あなたがどんな勉強をするにしても、絶対に「あること」が必要になってきます。

コレが抜けている限り、あなたの努力は大半が無駄になってしまいかねません。

その「あること」とは一体何なのか、解説していきます。

 

 

質問タイム。ちゃんと答えてね

 

結論を言う前に、あなたにいくつか質問をさせてください。

1つめ

「あなたはなぜ学校で授業を受けているんですか?」

いったん手を止めて、少し考えてみてください。

 

・・・

 

答えが出ましたか?

 

では2つめ。

「あなたはなぜテストを受けるのですか?」

正しいか間違ってるかはどうでもいいです。あなたなりの答えを出してみてください。

 

・・・

 

3つめ。

「あなたは何の目的で勉強をしているのですか?」

スルーしてはいけませんよ。ちゃんと考えてください。

 

・・・

 

さて、あなたには今3つの質問に答えてもらいました。

今あなたが出した答えを、頭の中に置いておいてくださいね。

 

「あなたはなぜ学校で授業を受けているのか?」

「あなたはなぜテストを受けるのか?」

「あなたは何の目的で勉強しているのか?」

 

 

あなたはコレが見えているか?

 

「なんでこんな質問を出してるんだ?」と思ったかもしれません。

でも実は、コレが勉強するうえでは何よりも重要なんですよね。

 

僕が質問をした内容はすべて一貫してあることを問うています。

それは「Why」です。 

なぜ授業を受けていますか?」「なぜテストを受けていますか?」「何の目的で勉強していますか?」

すべて「なぜあなたはそれをしているの?」と質問していたのです。

 

「なぜ授業を受けていますか?」これに対してあなたはどう答えましたか?

人によっていろいろ考えはあると思います。

ただ、多い意見としては「学校で習うべき内容を先生から教えてもらい、知らなかったことを知るため」って感じですかね。

 

ではその目的のために、果たしてあなたは授業を最大限活用できてるでしょうか?

ボ~っと先生の話を聞いている。授業に集中できていない。予習ができておらず授業についていけてない。

もしこのようなことが当てはまるのであれば、あなたは目的意識を持って授業に取り組めていないということになります。

 

 

「なぜテストを受けるのか?」これについてはどうでしょう。

この質問に対し「自分の実力を知るため」としか答えられないのであれば、あなたはテストというものを何も分かっていません。

詳しくはStep3「勉強法を知る」で話しますが、テストを受ける目的が分かっていない状態でテストを受けてしまうと、その効果は半減してしまうんです。

 

 

「何の目的で勉強するのか?」

大きく言うと「自分の行きたい高校や大学に行くため」となるのでしょう。

では「問題集は何のために解いてるの?」「ノートは何のために取ってるの?」「教科書はどんな目的を持って使ってるの?」

あなたが普段やっている勉強法の、それをやっている理由をひとつひとつ説明することができるでしょうか?

 

そして、その理由を説明できるだけでは意味がありません。

「実際にその理由を意識しながら手を動かしているか?」コレが大事になってくるんですね。

 

ノートを取る理由なんてパッと出てくるかもしれません。じゃあ、あなたは毎回毎回それを意識しながらノートを取っていますか?って話なんです。

常に自分が今している勉強に理由をつけておく習慣があると、「こっちのやり方のほうが効率的かな」「この方法のほうが良さそうだ」そんなふうにして日々自分の勉強法が改善されていくはずなんですよね。

もしそれができていないのであれば、あなたはまだまだ自分のしている勉強についてちゃんと考えられていないということなんです。

 

 

「なぜ」を追究する

 

例を出しましょう。

あなたが英語の授業を受けていたとします。

そしたらまず考えるべきなのは「自分はなぜこの授業を受けているのか」「この授業を受けることで何を学べるのだろうか」ってことです。

 

ここでは、英語の長文読解の授業だったとしましょう。

ならば「自分はこの授業を通して長文がスラスラ読めるようになりたいのか?それとも一文一文しっかり理解しながら読めるようになりたいのか?」っていうふうな、最終的なゴールを見据える必要があります。

最終的な授業のゴールが決まったなら、そのために何をすればいいのかを考えなければなりません。

「予習はどのようにやればいいか?」「先生の話はどこを重点的に聞かなければいけないか?」「辞書はどう使えばいいか?」

プラスアルファで「基本的な文法が理解できているか?」「長文の中でついつい見逃しがちな部分はないか?」「文章構造は把握できているか?」

こうやってメチャメチャ色々な事を考えるわけですよね。

これがいわゆる「考えて」勉強しているってことなんです。

 

 

ここまで考えて授業を受けている人はほとんどいないと思います。

実際、僕も高校生のころはそこまで考えていませんでした。

やってみようと思うと、かなり難しいと思います。

ただ、気持ちとしてそのくらいはやってほしいんですよね。

 

ボ~っと先生の話聞いてるだけなんてただのアホ。

成績が伸びなくて当たり前です。

 

授業に限らず、勉強する時はすべて「なぜ」を意識してください。

「なぜ自分はこの勉強をしているのか?」いつも考え続けるのです。

そして、自分なりの答えが出たらどんどんやり方を工夫していけばいいんです。

これだけで、あなたの成績は見違えるほど良くなっていくはずです。

 

 

「なぜ」を習慣にしろ

 

この「なぜ」を考えることって、実は勉強に限らないんですよ。

日常生活においても、社会人になっても共通して使える思考法なんですね。

 

ぶっちゃけ言って、社会人でも「なぜ」を考えないで仕事したり生活したりしてる人があまりにも多すぎます。

「なぜこの会社で働いているのか」「どういった目的で自分はこの仕事をしているのか」

「なぜ自分はコレにお金を払っているのか」「なぜ自分は今のような生活を送っているのか」

こういったことを何も考えずに日々を過ごしている大人がほとんどなんです。

「なんとなく」とか「周りがそうだから」とか思考が止まってしまったような発言をしては、何の進歩も変化もない生活を送っています。

 

「なぜ」を考えて仕事をするだけで、圧倒的に大きな成果が出せるんですよね。

「なぜ仕事が早い人と遅い人で違いがあるのか」「なぜあの先輩は高い成果を挙げることができているのか」「何の目的でこのプロジェクトは進められているのか」

常に考え続けることで、他の人には見えない「答え」が見つかってくるんです。

 

なので、「なぜ」と考える習慣はつけておいたほうが絶対おトクです。

 

ただただ志望校に合格するためだけに勉強するのって、正直もったいないと思うんですよね。

社会に出ても役に立つような「考え方」や「スキル」を身につける練習として勉強を活用したほうが、あとあと良くないですか?

効果的な勉強法を知ると同時に、そういった「本当に大事な勉強」っていうものもあなたには身につけていってほしいのです。

 

 

「なぜ」を意識して勉強しましょう。

 

 

 

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成長が早い人はココが違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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