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勉強して成績を上げたい人が、がむしゃらに頑張る前にやっておきたい1つの事

  

「成績を上げたいならば、今よりもたくさん勉強しなきゃ」

 

勉強に励む多くの人にとって、この言葉はごく当たり前の事のように感じられるでしょう。

成績が思うように伸びない時、高い目標に向かってさらに勉強すべき時、勉強しないとヤバいと思った時、

「勉強量を増やして、もっと頑張ろう!」と考えるのは自然です。

 

しかし実は、それで成績がすぐに上がるほど勉強というものは単純ではありません。

「勉強量を増やして成績を伸ばそう」と思ったとして、それを簡単に実現できるのであれば、誰も成績が伸びないと悩むことは無いはずです。

 

成績が思うように伸びないのは、「勉強量を増やす」 → 「成績が伸びる」のプロセスの中にいくつもの「落とし穴」があるからです。

その落とし穴にハマらないように進めていかないと、せっかく頑張ったあなたの努力が無駄になってしまいかねません。

がむしゃらに勉強量を増やす前に、やっておきたいことがあるのです。

 

 

勉強量を増やして成績を上げたい人を阻む「落とし穴」

 

いざ、勉強量を増やして成績を上げようとしても、なかなか結果につながらないことが多かったりします。

よくあるのが「一時だけやる気があるけれども、モチベーションが長く続かない」というもの。

「勉強するぞ!」と決心した日はやる気があってスイスイと勉強がはかどっていたとしても、日数を重ねていくにつれ勉強する気が無くなっていく、、というのは典型的な失敗パターンです。

 

勉強はその時だけやればいいというものではありません。長い年月をかけてコツコツと積み重ねていくことが、勉強において何よりも大事なこと。

ゆえに、いかにして勉強を長く続けて一歩一歩成長できる習慣づくりをするかが、成績を上げるうえで超重要になってくるというわけです。

 

だがしかし、言うのはカンタンでも実際にやってみるとコレが難しい…

しかも、勉強量を増やそうとしているまさにその時に、このやる気が急下降する現象が起きやすいのです。

なぜなら、その時は「いつもより勉強をがんばる事になる」から。

普段よりも勉強をがんばるということは、極端に言うと「いつもより少しだけ無理をしている」ということ。

いつもより多くのエネルギーを注ぐことになるから、その分だけより早く息切れしやすいということです。

 

これが一つめの落とし穴。「勉強量を増やすとモチベが続かない」現象です。

 

さらに、もう一つ落とし穴が存在します。

なんとかモチベーションを保ちつつ勉強はしていった。テストまで一生懸命頑張った。

しかしいざ、ふたを開けてみると、思ったように成績が伸びていなかった…

 

こういうことは意外と頻繁に起きやすいのです。

すなわち「勉強したのに成績が上がらなかった」現象。

 

これはホントに辛いです、、 

せっかくいつもより頑張って勉強したのに、成績が良くない今の現状を変えようと努力したのに、結局、何も変わらなかった。

「やっぱり、自分がいくらがんばっても無駄なのかな、、」

「勉強しても結果がついてこないのなら、もう勉強なんて諦めようかな、、」

自信の喪失や、前よりさらに勉強しなくなる事へとつながりやすい。今より悪い状況になることにつながりやすいのです。

 

これを回避するためには、「勉強したら結果につながった」という実感ができるための正しい方法を実践しなければならないのです。

がむしゃらに勉強しても失敗する確率が高い。だから、結果が得やすい方法、戦略で勉強をする必要があるのです。

 

まとめると、「勉強量を増やして成績を上げる」ことを妨げる「落とし穴」を突破するためには、

1、長期的に勉強が続けられるモチベーションを手に入れること

2、「勉強すればちゃんと成績が上がる」という成功ルートに乗ること

この2つをすべきということになります。

 

 

勉強ができる人とできない人の違いとは

 

勉強ができて成績が良い人。

勉強ができなくて成績が良くない人。

ここには、勉強量の違いとか勉強の仕方の違いというもの以前に、もっと広い視野で見た時の違いというものが存在します。 

 

 

当たり前の事ですが、勉強しない人は良い成績が取れません。

勉強がキライ、興味がない、やってもしょうがないと思っている。

理由はいろいろあるにせよ、勉強をしない人が良い成績を取ることはできないのは事実です。

 

であれば、良い成績を取れないその人の、勉強に対するモチベーションはどうなるでしょうか?

当然、上がるわけなんてない。低迷のままか下がっていく一方です。

勉強のモチベーションが低い人が、勉強をしようと思いますか?

いいや、そんなことは起こらない。勉強をすることはありません。

 

すなわち、勉強ができない人というのは

勉強しない → 良い成績が取れない → モチベが上がらない → もっと勉強しない → 良い成績が取れない → モチベが上がらない → ・・・

この「勉強できないループ」を回り続けているのです。

 

 

対して、勉強ができる人はどうか。

「勉強をすると良い成績が取れた」

この成功体験があると、人はさらに勉強しようと頑張ります。

なぜなら「勉強すると良い成績が取れるんだ」という確信が出来るから。勉強のモチベーション向上につながるからです。

その勢いでさらに勉強をすれば、さらに良い成績を取ることができます。

 

すなわち、勉強ができる人は、

勉強する → 良い成績が取れる → モチベーションが上がる → もっと勉強する → 良い成績が取れる → モチベーションが上がる → ・・・

この「勉強できるループ」をグルグル回し続けているというわけです。

 

結論、勉強ができる人とできない人の違いとは

勉強ができない人は、勉強できない負のループから抜け出せないままであり、

勉強ができる人は、勉強できる正のループにいてグングン成長していっているということなのです!

 

負のループ、正のループ1

 

ここから本題。

じゃあ、勉強ができるようになって良い成績を取るにはどうすればいいか?

 

それは勉強できない負のループを抜け出して、勉強ができる正のループに入り込むことです。

 

いったん正のループに入ってしまえば、後はその流れに身を任せるだけでグーンと勉強ができるようになる。成績が上がる。

だから、成績を上げたいのであれば「いかにして負のループから正のループへと自分を移動させるか」をとことん考えなければならないのです。

 

 

どうすれば正のループへ移動できるか?

 

しかし、ここでひとつ大きな壁が。

それは「負のループを抜け出して正のループへ入り込むのは決して簡単じゃない」ということ。

何事でもそうですが、「負のスパイラルを抜け出して成功を得る」というのはメチャクチャ大変な事なんですよね。

そう、やればすぐ結果が付いてくるほど勉強は甘くない。だからみんな悩んだり苦労したりするんですよね。

 

でも、正しい方法はちゃんとあります。

正のループに入り込むための大事なポイントがあるんです。

 

初めに言ったことを思い出してみてください。

勉強する時の「落とし穴」を回避する方法は、

「モチベーションを高く維持する」ことと「『勉強したら成績が上がった』という成功ルートに乗る」ことでしたよね?

 

この2つめ。「勉強したら成績が上がった」という実感を得ること。

これって、別に劇的に結果を出す必要はなくて、小さな成功でもいいんです。

なぜならこの時点では「大きな結果を出す」ことよりも「『やればできる』を実感する」ことのほうが大事だから。ここでは「成果」よりも「実感」が大切です。

 

そして、勉強ができる人の正のループとは「勉強する → 良い成績が取れる → モチベが上がる」の繰り返しでしたよね。

ということは、、

この「成績が上がった実感」、ちょっとで良いからその実感を得て、

正のループへ移行するためのキッカケを手に入れることができたら、

そのままループへ突入して、勉強ができるようになる道へ進んでいけると思いませんか?

 

 

そう。

タイトルにある「勉強して成績を上げたい人が、がむしゃらに頑張る前にやっておきたい1つの事」とは、

「小さな成功体験をつくる」ということなんです。

 

この成功体験は全然小さくて良いんですよ。

なぜなら、その成功体験によって正のループに入ってしまえば、ループをグルグルと回していくうちに段々と成功体験が膨らんでいくからです。

最初は少ししか成績が上がらなかったとしても、徐々にその成績の上がり方が大きくなっていきます。インフレしていく感じです。

 

だから、最初の「勉強したら成績が上がった」という実感こそが大切なんです。

「小さな成功体験」を得ることにまず全力を尽くすべきなのです。

 

負のループ、正のループ2

 

さらに、正のループの中にいればモチベーションもだんだんと上がっていきます。

そうなれば、1つめの「長くモチベーションが続かない」落とし穴も回避できます。というか無意識に回避できてしまうって感じです。

となれば、初めに述べた「勉強して成績を上げる」ための2つ要素、どちらとも満たすことができるようになります。

最初のキッカケ、「小さな成功体験」を得ることができたならば、その後はドンドン良い方向に進んでいくことができるようになるんです。

 

 

「小さな成功体験」を手に入れる具体的な方法

 

ここで終わりではありません。

あなたがさらに知りたいのは「じゃあその小さな成功体験はどうやって手に入れられるんですか?」ってことですよね。

 

実際、やり方はいろいろあります。成功体験が得られるのであればどんな方法でも構わないから。

ただ、僕がオススメするのは「定期テストのとある1教科で100点、あるいはそれに近い成績を取る」ことです。

もしあなたが「自分はあまり勉強ができないほうだ、、、」と感じているなら、この方法が大きな力を発揮します。

 

「外部模試で100点とる」とか「全国偏差値65行く」とかだと、ちょっとハードルが高い。達成しにくいから「小さな成功体験」とは言えません。

けれども、「授業の小テストで満点取る」とかだと、逆に少し「達成感」を得にくいんですね。小さすぎて成功体験になりにくい。

 

その点、定期テストだと範囲が絞られて勉強しやすいから割と90点以上とかが狙いやすい。

しかもそこで高得点取れれば、かなり嬉しいですよね。

だから成功体験を得やすいのは「定期テスト」だと思ってます。

 

そしてもう一つポイントが「1教科に絞って、その勉強をひたすら頑張る」ということ。

定期テスト全教科で良い点を取るのは、学年トップの人でもなかなか難しいです。

だから1教科に絞って、それをひたすらやるんです。

 

「全教科で10点ずつ上がった」よりも「この教科で40点上がった」のほうが嬉しいですよね。

全力で勉強してください。そのほうがより大きな成功体験につながります。

 

どの教科にするかは自由なのですが、選ぶとすれば

・自分の比較的得意な教科

・理科や社会(より点数が取りやすい)

・あえて苦手な教科(苦手な教科で高得点取れるとめっちゃ嬉しい)

 

 

1教科だけ良い成績を取ったら、友達や先生から「他の教科ダメダメじゃん」とか「一律に点数上げないと意味ないよ」とか言われるかもしれません。

でもそれは「完全無視」でOKです。なぜならあなたは「戦略的に」1教科高得点を狙ったから。

ここで成功体験を得ておいて、後から他の教科の点数も徐々に上げていけばいいだけの話です。長い目で見て大きく成績を伸ばすために、今やるべきことをやっただけだと思ってください。

 

1、戦略的に、「定期テスト1教科でめっちゃ高い点数を取る」ことを目標にする

2、その目標に向かって一生懸命勉強する

3、高い点数が取れ、成功体験や達成感を得られる

4、正のループへ入り、他の教科もできるようになる

これが成績を上げたい人へ向けた、最強の勉強プロセスです。


 

成功体験の重要さ

 

もしかしたら、僕の紹介したこの方法を「ずるい」という人がいるかもしれません。

「学校の勉強は一律にオールラウンドで進めるべきだ」

「コツコツと粛々とやっていくのが勉強」

そういう意見だってもちろんあるし、それはそれで大事な考え方だとは思います。

 

でも、僕の方法は決してずるくない。

そもそも勉強法がどうこう言う前に、勉強がキライで勉強しなくなってしまっては意味がないから。

勉強に関するつまらない常識や凝り固まった概念によって勉強がイヤになる人が続出するくらいなら、それを脱して別のやり方に挑戦していくほうがよっぽど良いはずじゃないですか。

勉強がおもしろくなった、成績が上がって嬉しい、勉強ができるようになって人生変わった

そういう人が増えるほうがずっと良いはずです。

だから、僕はこの方法を、勉強ができるようになりたいと願うすべての人へ薦めます。

 

成功体験を得ることがなぜ大事か?

それは、いったん成功した体験をすることで「何をすれば成功につながるのか?」が手に取るように理解できるようになるからです。

 

あるテストで成功できたなら、他のテストでも成功できる。

ある教科で成功できたなら、他の教科でも成功できる。

勉強で成功できたなら、その経験を他のことにも応用していけるからです。

一つの成功が、新たな成功へのキッカケとなる。

これこそが、僕が今回紹介した勉強法の一番の本質なのです。

 

これを見てくれたあなたが、成功体験をその手で掴み取れることを応援しています。

 

 

 

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