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【自己肯定感はいらない!】自己肯定感は高い方がいい?[ペアMTG ガチャ×ぴー]

本記事は「自己肯定感は高い方がいい?」というテーマに対して、ガチャとぴーがペアMTGを行い、それで得た発見や感想をまとめたものです。

ガチャ
春から研修医。「なんで?」が口癖な探求好き。
モットーは『日々是好日』、MBTI診断は主人公型(ENFJ)。

テーマ設定の背景や目的を先に読んでいただけるとより楽しめると思います。


自己肯定感の曖昧さ

自己肯定感という言葉を耳にするようになって以降、「自己肯定感は高い方がいい」という社会的な流れを感じます。実際、「自分自身が自己を認める力」は大切です。各々が自分の在り方を理解することは、自己の幸せを見つける重要な要因となると思います。

しかし、自己肯定感という言葉には、曖昧さがあると感じました。

日本セルフエスティーム普及協会では、
自己肯定感は、「自己価値に関する感覚であり、自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚です。自己肯定感とは『自分の存在そのものを認める』感覚でありそのままの自分を認め受け入れ、『ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止めることができる感覚』のことで、『自分が自分をどう思うか』という自己認識が自己肯定感を決定づける」と定義しています。

ありのままの自分に対して好意的であることは、自分を大切にする感覚だと思うので、必要性を納得できます。「肯定すること」は果たして「認めること」と同義でしょうか?

自己をただ肯定することにより、根拠のない自信が生まれるかもしれません。根拠のない自信に振り回されることは、幸せに繫がるでしょうか?

本来、自己肯定感という言葉により表したかったであろう「自己を大切にする力」は、自己肯定感という言葉の曖昧さにより、誤認される可能性を秘めていると思うのです。

自分と向き合うために無理はしないで

幸せを描くには、自己をただ肯定することではなく、裏付けられた自信という根拠の存在によって、自分自身を認めることが必要だと、私は思います。

自分を見つめることは難しく、自信を失う可能性すら秘めています。しかし、自己理解を深めることで、自分の弱みも強みも認知した先にこそ、本当の「自己を大切にする力」が手に入ると思うのです。

ただ、自己を見つめることで、悲観的になるようであれば、無理して考える必要はないと思います。落ち着いた状態でこそ、自己を見つめることが可能となるでしょう。この点において、自己肯定感という言葉は、「どのような状況下であれど、自分を肯定する」力を発揮させ、自己を大切にさせられます。
誤解を恐れながら言えば、自己肯定感という言葉は、自己を見つめるだけの精神的安全が保てていない場において、特に必要なのだと思います。

自己肯定感の基盤となる「自己理解力」が必要

本来、自己肯定感における「肯定」という言葉は、「OK」という肯定ではなく、「KNOW」を意味したかったのではないだろうかと思います。

「OK」良いものとして認める「評価」としての肯定
「KNOW」
在るものとして知っている(認知)という「存在」の肯定

現状を真摯に諦観して「KNOW」を実行することは、
・いま現在、自分の達成できるであろう限界を想定させる
・限界を更新するために、改める必要の在る部分を分析させる
と思います。

自己を理解することで、揺るがない根拠の在る自信が獲得できます。

ここで、自己肯定感が必要という世の流れに付け加えましょう。
真に必要なのは「自己理解力」です。

自己理解のために必要な2つのこと

自己理解に必要な2つの要素を考えました。
それは、①「他者との比較力」と②「自己の深堀り力」です。

①「他者との比較力」について

他者と比べることはネガティブに捉えられがちですが、とても必要なことです。
他者と自信を点数をつけるように評価することは、優劣による上下関係を生みえるため、控えられるとよいでしょうが、他者との対話の中で、共通点や相違点を見つけることは、自己の理解に繫がるでしょう。

②「自己の深堀り力」について

自分の中で「なぜそのように考えるのか?」と自問自答することで、自分を言語化できるようになります。

自己理解のためには、自己の言語化が必要であり、それは他者との対話の中でも、自身との対話の中でも見つけられるでしょう。


ぴーから記事への感想

今回もガチャと1時間半ほどのんびりと自己肯定感について思案してみました。ガチャらしい、イイタイコトを言葉にする力がキラリと光っている記事!
自己肯定感よりもむしろ自己理解力、その自己理解のために①自らを相対化して比較し、②自分を深掘ることで自己理解を進めること。もともと考え方が似ていることもあるかもしれませんが、ガチャの言葉はほんとうにしっくり来ます!


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