登山の時間管理は余裕を持って設定しよう。
登山の計画をするにあたって、時間の管理は重要です。
登山口から山頂までどのくらいかかるのか、もしくは山小屋までどのくらいかかるのかを、予め調べておく必要があります。
日帰り登山の場合は、下山できる時間を調べておくことが必要です。
いずれも基本的に午後3時までに到着するように計画を立てるようにします。
コースタイムの違い
私は、昭文社の「山と高原地図」と、地図アプリ「YAMAP」の両方でコースタイムを調べます。
このコースタイムが、「山と高原地図」と「YAMAP」では少し違いがあります。
北アルプス『燕岳』の場合
中房温泉の登山口から『燕岳』の手前にある燕山荘までのコースタイムは「山と高原地図」では、4時間20分となっていますが、「YAMAP」では3時間40分となっています。
「YAMAP」の方が40分も短く設定されています。
南アルプス『仙丈ヶ岳』の場合
登山口のある北沢峠から『仙丈ヶ岳』の山頂までのコースタイムは、「山と高原地図」では4時間20分に対して、YAMAPでは3時間45分となっており、35分の差があります。
「YAMAP」の方が「山と高原地図」よりも約15%ほどコースタイムは短く設定されているようです。
コースタイムの基準
コースタイムの基準
昭文社の「山と高原地図」のの説明を見ると、コースタイムの設定について、以下のように記載がされています。
一方「YAMAP」では、コースタイム想定について「登山経験のある40代女性のペース」と書かれています。
「YAMAP」では倍率の設定が可能です。
この辺りがデジタルの強みです。
あまり歩くのが早くない人や、体力に自信のない人は倍率をゆっくり目に設定をすることができます。
それに、休憩時間もしっかりと余裕を持って設定しておくと安心です。
◆
いずれにしても、登山をする場合はきちんとコースタイムを確認し、時間に余裕のある計画を立てることが大事です。