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伊藤俊一(著)『荘園』を読んで、9世紀の日本の天災を知る。

日本という国は、天災の多い国です。
私が生まれてから60年の間にも、いろんなことがありました。
地震や台風、火山の噴火など、定期的に天災に襲われるのが当たり前のようになっています。

伊藤俊一(著)『荘園』によると、9世紀の日本も大変だったようです。

・864年 富士山が噴火
・868年 播磨国を震源とする地震
・869年 東北地方の太平洋側で地震、津波が発生
・876年 関東地方で地震
・887年 仁和地震(南海トラフ地震と推定される)が発生。中部〜西日本に大きな被害

更に洪水も頻発しています。
これは気候変動が原因で、近年の調査では、洪水と干魃が繰り返し発生していたためです。

農耕によって、狩猟採集を行なっていた頃よりは、安定的な食料を確保できるようになったとはいえ、気候変動はは当時の農耕にとっては死活問題でした。ただでさえ化学肥料も農薬もなかったのです。

歴史を学ぶと現在の日本、これからの日本はどうあるべきかを考えるヒントになります。


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