見出し画像

【読書】井原忠政(著)『三河雑兵心得・弓組寄騎仁義』 「第三章:長篠城の英雄」を読み進める。

井原忠政(著)『三河雑兵心得・弓組寄騎乗仁義』の第三章、「長篠の英雄」を読み進めています。
戦国時代の、代表的な戦いのひとつとなる「設楽原の合戦」を前にして、鳥居強右衛門の登場です。

歴史に詳しい方は、どのような物語が展開されるのか、すでにおわかりのことと思います。
知る人ぞ知る物語を、井原忠政先生はどのように描かれるのか、非常に楽しみであります。

「忠義」という言葉を、最近あまり聞かなくなりました。現代では「エンゲージメント」と、いうのでしょうか。意味は違うのでしょうが、少し前までは、「モチベーション」と言っていました。カタカナ言葉は、流行語のように、次々と出てきます。

「徳川家の家臣は、織田家の家臣よりも、エンゲージメントが高い」というふうな書き方の歴史小説があったら、オシャレです。娯楽ではなく、学んでいるなという気分になります。

戦国時代の足軽が主君に仕えることを、現代の会社員が企業に就職するというように置き換えたりすると、時代小説をより一層、意識高く読むことができます。
足軽が組頭や小頭になることを昇格、主君を変えることは転職です。
謀叛を起こすことは、現代では何と言えばいいのでしょうか。最近、あまり実例がありません。

そんなことで、現代の社会に鳥居強右衛門のような人物がいたら、と考えながこの先、読み進めていきたいと考えている次第です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?