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【読書】岸見一郎・古賀史健(著)『嫌われる勇気』を読了|再読をおすすめしたい一冊

岸見一郎・古賀史健(著)『嫌われる勇気』を読了しました。
この本を読んだのは、2回目です。
私にしては珍しく、「再読」になります。
この本は、2013年12月に第1刷が発行されているので、前に読んだのはおそらく7、8年ほど前のことだったと思います。

残念ながら本の内容というのは、読み終えるとほとんどは忘れてしまいます。
私の知り合いに、夏目漱石の作品ばかり、何度も読み続けている人がいます。
その人は、作品に出てくる登場人物の名前や、それぞれのシーンでの台詞まで記憶しているのです。
本の内容を記憶しようと思えば、何度も繰り返して読み続けるしかないようです。

『嫌われる勇気』を久しぶりに読んでみると、なんとなく思い出すこともあるのですが、こんなことが書かれていたのかと、改めて感じることばかりでした。
とっつき難い哲学というものを、哲人と青年の対話という形でわかりやすく、そして、読者を最後まで離脱させないように書かれています。

哲人の言葉に対して、青年は鋭いツッコミを入れ続けます。
そのツッコミに気付かされて私も「そうだ、そうだ頑張れ!」と、青年を応援したくなります。
しかし、哲人は、青年のツッコミに一つひとつ丁寧に、そして冷静に答えていくのです。

哲人は、とても頭のいい人です。
でも、私からみると、青年の方も相当頭の切れる人物に思います。
中々このように、哲人と対峙できる人はいません。

時間が経ってから改めて読んでみると、新たな発見がたくさんありました。
過去の自分を振り返り、成長を実感することもできました。

『嫌われる勇気』は、10年間ずっと売れ続けている本です。
読んだことのある人も、多いのではないでしょうか。
機会があれば、ぜひ再読をおすすめしたい1冊です。


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