「並行読書」のすすめと「寸止め読書」。
今現在、今村翔吾(著)『茜唄』と、早見和真(著)『新!店長がバカすぎて』の2作を、並行読書しています。
この2作の小説は、全く違う世界の物語りです。
全く違う世界を行ったり来たり出来るのが、並行読書の楽しいところです。ときには、3作以上の小説を並行読書することもあります。小説とビジネス書の組み合わせでの、並行読書をすることもあります。
読みたい本というのは、そのときの気分によって違ってきます。シチュエーションによって、聞きたい音楽が違ったりするのと同じです。
また、毎日食べたいものが変わるのとも似ています。カレーを食べたい日もあればラーメンを食べたい日もあります。
読みたいときに読みたい本を読めるようにするには、並行読書が最高です。また、読書を習慣化したいと思っている人にもおすすめです。
「味変」じゃないですけど、「読変」することで、読書習慣を定着させることができます。
1冊の本を、一年以上かけて読む本もあります。殆んど積読本といってもいいのかもしれませんが、何日かに一回ではありますが、確実に読み進めていくのです。
途中で中断していた本を、何年か振りに続きを読み始める本なんかもあります。
私が良くやるのは、「寸止め読書」です。
面白い小説を読んできて、終わりが近づき、そろそろクライマックスかなというときに、別の小説を読み始めるのです。
何故そんなことをするのかというと、面白い小説が終わってしまうのがもったいないからです。面白い小説の世界を、いつまで味わっていたいのです。
そして今日はという日に、満を持して最後まで読み終えます。
いろんな本の読み方があると思いますが、1冊の本を読み終えてから次の本を読むよりも、複数の本がいつでも読める状態でいることが私は好きです。
安心感があります。
そういう意味では、電子書籍は、スマホでいつでも読書ができるので便利です。
便利なのですが、本棚に並べることができないのが、少し悲しいところです。やはり本の重みや手触りを感じることができる、紙の本の方が好きです。
読書をすると人生が豊かになると言いますが、それはどうかなと思います。そういうことを言う人は、読書をしてきた人たちです。読書をしなくても、豊かな人生を楽しんでいる人はたくさんいます。読書をする人は偉いとか賢いというイメージがありますが、それも実際にはどうなのでしょうか。
私の場合は、これまで読書をしてきて、本当に良かったなと思っています。本を読んでこなかったら、もっとバカ人生だったと思います。
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