見出し画像

歩いてしか行けない温泉。【三斗小屋温泉】

那須岳の登山といえば、一番人気があってポピュラーなコースは、茶臼岳と朝日岳の縦走です。
朝日岳のその先にある三本槍岳まで行く人も多いかと思います。

峠の茶屋駐車場から1時間も歩くと峰の茶屋非難小屋に着きます。
駐車場からスタートして、最初は少し上りがありますが、ほとんどアップダウンなしに行ける場所で、標高は1720メートルですが、そこから見る景色だけでも2000メートル以下とは思えない絶景を楽しむことが出来ます。

峰の茶屋避難小屋から左に行けば茶臼岳で、右に行けば朝日岳です。
そこをどちらにも行かずに、真っ直ぐ下っていって1時間ほど歩くと三斗小屋温泉に着きます。
そこには「大黒屋」と「煙草屋旅館」という2件の旅館があります。

車や電車では行けない、歩いてしか入ることができない温泉があります。

歩く時間は、峠の茶屋駐車場から真っ直ぐに行くと約2時間です。
そこを私たちは、朝日岳から三本槍岳、そして大峠を経由して、昼食と休憩の時間も含めてですが8時間かけて行ってきました。

三本槍岳までは楽しい山行だったのですが、そこから大峠までひたすら降りになります。

そして大峠からが大変でした。
笹の藪の中であったり、倒木があったり、三本の沢を越えたりとバラエティに富んだ山行になりました。
しかも途中で雨に降られたりして、ついた頃はヘトヘトでした。

三本槍岳を超えていく人はあまりいないような感じでしたが、道は荒れていると言う感じではなくはっきりをしていてわかりやすく、迷う心配はありません。

梅雨時期で増水していたと思われ、三本の沢を渡るのは少しビビりましたが。
漸く到着したときはほっとしました。

苦労して歩いた後の温泉は最高でした。
自然の中の温泉は、本当に癒されます。
やっぱり登山はええなぁ、と感じた至福の時期を楽しみました。

三斗小屋温泉「大黒屋」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?