【夏読】今日から8月ということで、7月に読了した本を振り返る。
今日から8月がスタートします。フランスで行われているオリンピックが盛り上がっており、プロ野球の存在感が薄れる中で、岡田彰布監督が率いる阪神タイガースが調子を取り戻しつつあります。
8月7日からは、高校野球も始まります。
何かと忙しい夏が続きますが、月が変わったということで、7月に読了した本を、振り返ってみたいと思います。
7月に読了した本の紹介
7月に読了した本は7冊となりました。上下巻が含まれているので、作品としては6作品になります。内訳としては、小説が4作品5冊と、自己啓発本が2冊になります。
6月に読了した本は2冊だけだったので、5冊も増えたことになります。
しかし、いつも書いていることですが、本の冊数なんて何の意味もありません。ですが、一応目安としてカウントしています。
7月は、振り返ってみると、冊数だけでなく、内容も濃い読書ができました。
それぞれの作品について、改めてご紹介します。
早見和真(著)『アルプス席の母』
著者の早見和真さんは、神奈川県の桐蔭学園の硬式野球部出身で、甲子園を目指していた方です。
高校野球の形も、時代と共に変わってはきていますが、甲子園球場から離れることは先ず考えられないでしょう。
高校球児にとって、甲子園球場は特別な場所であり、まさに聖地なのです。
その、甲子園球場も、今日で100周年を迎えます。
甲子園球場では、数々のドラマが生まれました。グランドだけでなく、ベンチの中や、観客席にいる人たちにもドラマがあります。
そして、甲子園球場に行くまでのドラマや、行けなかった人たちにもドラマがあるのです。
『アルプス席の母』には、それぞれの人たちのドラマが盛り込まれている物語りです。
涙なくしては読み進めることはできない作品です。
井原忠政(著)『三河雑兵心得<七>伊賀越仁義』
三河雑兵心得シリーズの7巻目になります。
本能寺の変が起こり、戦国時代は大きな節目を迎えます。
徳川家康の伊賀越のルートは諸説あって、実際の詳しい経路はいまだに分かっていません。
命懸けであったことは、確かでしょう。
百姓出身で鉄砲大将まで上りつめた植田茂兵衛は、伊賀越でも大活躍をします。
竹内謙礼(著)『日本一カンタンな「副業」と「お金」の教科書』
竹内謙礼さん独特の、笑えるビジネス書です。
日本の社会も大きく変わってきているとはいえ、年功序列の仕組みは根強いものがあります。
若いうちはいくら頑張っても給料は上がらず、副業でもやってみようかと考えても不思議ではありません。
しかも、政府は副業を推し進めているというのですから。
しかし、世の中そんな甘いものではありません。
お金のために副業を始めると、必ず疲弊してしまいます。
あくまでも副業は、自分の成長のため、自己実現のために始めるべきでしょう。
垣根涼介(著)『室町無頼(上・下)』
室町時代の中期、応仁の乱が起こる前の、土一揆の物語です。
そう聞いただけで、地味な物語だろうと想像する人は多いでしょう。
しかし、読み始めるとこれが面白いのです。面白すぎて止まらなくなって、上下巻とも一気読みをしてしまいました。
戦国時代の武将のような人たちだけでなく、名もなき百姓たちも時代を変えてきたのです。
佐藤舞(著)『あっという間に人は死ぬから』
人気ユーチューバー「サトマイ」さんの、自己啓発本です。
人間、弱っている時には、自己啓発本を読みたくなるものです。
本屋さんに行くと、魅力的なタイトルの自己啓発本が平積みされており、ついつい釣られてしまいます。
この本も、表紙を見ただけで、えっ!と思います。そしてタイトルを読むと、なんなんだろうと手に取ってページを捲りたくなります。
人生100年時代といわれますが、人類の歴史から考えると、100年なんてあっという間です。
あっという間なんですが、みんな悩みながら生きているのです。
池井戸潤(著)『俺たちの箱根駅伝(下)』
伝統という意味では、高校野球の甲子園と匹敵するのが、大学陸上部の箱根駅伝です。
日本人が1年のうちで最もボーッとしている、正月2日と3日の午前中に行われています。
そして、その争いを、生放送で中継をするテレビ局のスタッフも、学生に負けないくらい真剣です。
真剣に伝えようとする人たちがいるからこそ、日本中の家庭で、ボーッと見ることができるのです。
夏読のすすめ
災害級に暑い日が続いています。関東地方の北部では、最高気温が40度を超えるところもあります。それってもう、ほぼお風呂じゃないですか。
そんな日は、冷房を効かせた部屋の中で、アイスコーヒーを飲みながら読書をするのが最高です。
読書の秋とか言いますが、夏こそ読書です。
「夏読」は最高です。
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