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働き方改革によって生まれた時間をどう使うか。

日本人は働きすぎだとよく言われていた。

それは一昔前の話のような気がする。

どの企業も残業時間はかなり減っている。

サービス残業なんてもっての他である。

業務の効率化が進んだのか、そもそも無駄な仕事が多かったのか。


働き方改革で収入減


働き方改革によって、残念ながら収入が減ってしまった会社員は多い。

仕事量が減らないのに、一生懸命効率化の努力をした結果が収入が減るというジレンマに陥る。

社員の残業が減ると、企業は残業代を支払わなくて良くなるので、売上が下がらなければ、利益は上がるはずである。

働き方改革によって得られた利益を、企業はどう使うかというのが問題。

社員に還元せずに、内部留保を積み増す企業もあるだろう。

そうなれば労働者の収入が増えず、その結果、消費が落ち込む。

消費者が落ち込むと景気が悪くなり、巡り巡って企業の業績悪化につながる。

業績の悪化した企業は、社員に更なる効率化の指示を出す。

真面目な社員は、さらに努力をして効率を図って、残業もほとんどなくなる。

それでも企業の業績が良くならないと、企業は人件費を減らす方向に進む。

社員を簡単には解雇することはできない。

基本給も簡単には減らすことは難しい。

真っ先に影響が出るのが、ボーナスが減ることになる。

そうすると消費が落ち込み、景気がさらに悪くなる。


企業に頼らず、個人がどう生きていくか

それでなくても日本は少子高齢化が進み、内需が減る方向にあるのは間違いない。

日本国民のほとんどの人はそうなるのはわかっている。

これからは企業に頼るのではなく、個人がどう生きていくかを考えなければならない。

幸い、今の会社員は働き方改革のおかげで考える時間が生まれている。

残業をしないで定時に帰れば、毎日2時間くらいは時間が生まれるのではないだろうか。

それに最近は同僚との付き合いや、お客さんとの接待などできる状況ではない。

有給休暇も取りやすくなった。

勤続年数が6.5年以上であれば、有給休暇は20日間取得ができる。

土曜日と日曜日、夏季休暇と年末年始休暇、それから有給休暇を全て使えば休日は年間に140日を超える。

1年間の3分の1は休日ということになる。

人生を豊かにするには、平日に定時で帰ることと休日によって生まれる時間を、有効に使っていかなければならない。




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