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【読書】『Chatter 頭の中のひとりごとをコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』〜タイトルが長い本

朝、事務所の席に着いてメールを開いてみると、上司からの意味のわからない指示が届いていて、思わず「なんでやねん」と口に出してしまうことがあります。

心の声が、漏れてしまうのです。
この現象は私だけでなく、周りの人を見ていてもよくあります。
比較的、年配の人の方が多いように思えます。
あまり若い人は、パソコンと会話しているのを見たことがありません。


過去を思い返せば、物心がついた頃から頭の中にもう一人の自分がいるような気がしています。
そのような話は他の人からも時々聞くので、自分だけではないのだ、と思って少し安心します。

多分、人それぞれだとは思うのですが、私の場合は、明らかにもう一人の自分と会話をしているというイメージではありません。
自分が頭の中で、「ひとりごと」呟いていて、もう一人の自分がその声を聞いているというイメージです。


パソコンに向かって呟くのは、内なる「ひとりごと」とは少し違います。
パソコンに向かって呟く時は必ず、
周りの人に聞いて欲しいという気持ちが働いています。
SNSで呟くのと似ています。
SNSでは、世界中に発信することになりますので、それはもう「ひとりごと」ではありません。

今、こうやって書いている文章も、頭の中の「ひとりごと」を文字にしていってます。
ということは、この文章を発信するということは、「ひとりごと」ではなくなるのでしょうか。
少々、頭の中が混乱してきます。
世の中にある文章は全て、誰かの「ひとりごと」ともいえます。

考えるという行為そのものが、もう一人の自分との会話です。
「考えろ」と誰かに命令をされたら、頭の中で「んー、どうしようか・・・」と「ひとりごと」を呟きます。
もう一人の自分に相談をしているのです。


人間の体は不思議なことだらけです。
人間だけではなく、あらゆる動物や生物の営みは不思議なことでいっぱいです。
特に、人間の脳の仕組みは不思議です。
なので、こういう本を定期的に買って読んでいます。
それで具体的に何かが解決する訳ではありませんが、読み続けることによって、「ああ、そんなものなんや」というざっくりとした理解ができます。
ざっくりとしたものでもいいので、仕組みが理解できると、感情のコントロールがしやすくなります。

最良の行動がとれるようになるには、結局は考え方次第というところに行き着きます。

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