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【読書】サトウマイ(著)『レジの行列が早く進むのはどっち』 統計学を学ぶと人生が変わる

この本の存在を知ったのは、『謎解き統計学|サトマイ』というYouTubeチャンネルからです。

プロフィールによると著者のサトウマイさんは、合同会社デルタクリエイト代表社員と書かれています。
YouTubeがとてもおもしろいのですが、この書籍も非常にためになる内容でした。
ある意味、この本に書かれていることを意識して生活をすると、人生が変わると言っても過言ではありません。


人生は賭けの連続

どういう生き方をするかとか、どういう働き方をするかとか、ある意味、人生は賭けの連続です。
賭けに勝つには、当たり前ですが勝てる確率の高い選択をすることです。

パチンコで稼ごうとか考えるのはやめておいた方がいいのは、言うまでもありません。
宝くじで一発当てようなんて言う考えは、愚の骨頂です。
勝てる確率が低いからです。

人生で勝つ方法は、選択肢をできるだけ増やして、その中から一番確勝てる確率の高い方法を選択することです。

プロ野球選手を目指すとかアイドルを目指すと言うのは、勝てば大きく儲かるかもしれませんが、負ける確率は非常に高くなります。
勝ち負けに関係なく、やりたいことをやるという意識なら別の話ですが。


何をもって勝ったことになるのか

何をもって勝ったとか負けたとか、感じ方は人それぞれです。
大学を卒業して企業に就職するという時点で、先ずは負けではありません。
どこの企業に就職するかということは、ある意味、賭けではあります。

会社を辞めて起業するとなると、負ける確率が一気に高まります。
起業するなら、確実に儲かるスキルや人脈を確立してからにすべきです。
人生で勝つには、勝てる確率を高めてから勝負をすべきです。
決してギャンブルをしないことです。

それでも人生は、少しばかりリスクが高くても、ギャンブルをする方が楽しいのは確かです。
ギャンブルでは負けても、楽しい人生だったと思えれば、それは勝利をしたと考えることもできます。


統計学を学ぶメリット

人間の脳は、騙されやすくできています。
自分の都合のいいようにバイアスがかかるのです。

最初は「宝くじに当たったらいいなあ」くらいの考えだったものが、「当たるかもしれない」に変わって、「当たったらどうしよう」というふうになっていきます。

統計学を学ぶと、宝くじを買う気が無くなります。
「夢を買う」というのなら、最低単位の10枚も買えば十分です。
何百枚も買う必要はありません。
宝くじを買うくらいなら、投資信託を買った方が遥かに勝つ確率は高いのです。


統計学を学ぶと、非効率なギャンブルに手を出すことが無くなります。
でも、わかっていてもやめられないのが、ギャンブルというものです。

残念ながら、人間の脳はそのようにできているのです。




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