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読書日記⑤

今日から2月。

今年の冬は寒くて長かったですね。まだまだ続きそうですが。はやくぽかぽか天気にならないかな。

今日は短編集とためになるお話?の本。

①常設展示室/新潮文庫/原田 マハ

NYの美術館で働く日本人女性、世界を飛び回るアートディレクター、生き別れた兄を探す美術教授。絵画に関わる人たちの6つの短編集。

出てくる絵画を調べながら読みました。どれも見たことある物ばかり。アートが好きな方はもっと入り込めると思います。アートにはうといので、一つの作品に心動かされた・・という経験はないですが、音楽だったり歌詞にはあります。私にとっての音楽が主人公にとってのアートなのかなと思うと、わかる気がしました。

この前読んだ『総理の夫』はコメディな感じで面白かったですが、これは全く違うテイストで、それこそ絵画のように人生の一部を丁寧に切り取った作品。作者の原田先生の幅広さを感じました。

②チーズはどこへ消えた?/扶桑社/著者,編集:スペンサー・ジョンソン, 門田美鈴

ねずみのスニックとスカリー、小人のヘムとホーがチーズを探す物語。ねずみたちはチーズのにおい等を手掛かりにしらみつぶしに探していきます。小人は賢い頭脳を持っているにも関わらず、それゆえにチーズが消えた原因を考えたりするうちに行動が遅くなっていき・・・というお話です。

一度物事がうまくいくとそのやり方に固執してしまいますよね。一度目の成功までは頑張るんだけど、事態が悪くなった時にやり方を変えることができない。そして、事態が悪くなったことに怒ってばかりで次の行動に移れない・・

この物語の中で一番心に残ったのは、「事態は常に変化している」という部分です。事態の変化って自分起因の部分もあるけど、周りの環境とか自分以外の要因も多いと思います。私はどうして仕事がうまくいかなかったのか、前の職場ではちゃんとできたのに、そんなことばかり考えてきました。だけれども、事態は常に変化しているのです。仕事がうまくいくときもうまくいかない時もある。

事態が変わることは常にある。変化対応していくことが生き残る方法なのかなと思います。

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