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20240831麒麟俳句会〜席題初体験!〜

この日の参加は、先生入れて20人・100句ととても少なめ。
次の句会が翌週だったのと、台風で予定が読めなかったりしたのも影響したのかな?

出した5句のうち、並選をいただけた一句。

ファウルボール目で追ふ先の鰯雲

この少し前に、野球観戦に行ったところからの句でした(実際にはナイターだったしまだ夏真っ盛りだったから雲は無かった)。

さてさて、この日は、参加人数が少なめだからと、先生が、
「では、席題をやってみましょう
と。
席題とは、その場でお題(季語)が提示されて、それを詠み込んだ句を作るというもの。吟行は短歌でやったことあるけど、その場で作るのは短歌も俳句も初めて!
しかも、
「席題初めての人もいるだろうから……1人3句までにしましょう。1句でもいいです」
と、先生。鬼か(麒麟だけど)。え、初めての人もいるから3句、ってことは、慣れてくるとその場で5句とかあるの!?
……余計なことを考えている暇もないので、とにかく歳時記片手にウンウンします。ちなみにお題は「ざくろ」と「とろろ汁」。どちらか片方から1〜3句でもいいし、例えばざくろ1句ととろろ汁1句でもいいし、ざくろ1句とろろ汁2句でもいい。そのあたりは自由でした。
ざくろは普段なかなか目にしないし、とろろ汁も自分で作ったりはしないし、いろいろ考えてみたけれど、とても難しかったぁ。柘榴で3句仕上げましたが、結局どれにも選は入らずでした。

この日の先生のお話では、
・「季語が効いている」とはどんなことか
・選が入らなかった時のとらえ方
が特に印象的でした。
例えば5句出してどれにも選が入らなかったのなら、5回ダメだったというわけで、じゃあどこがよくなかったのかな?を5回考えるチャンスができたということ。なるほど。確かに、選が入った句を振り返ることはあまりないけど(それはそれでよくないのかもだけど)、入らなかった句は練り直してみようってなるもんね。

句会終了後、先生から、「どう? 席題面白かったでしょ?」と声を掛けられ、「初めてで3句出しとか鬼かと思いました」とはもちろん言えなくて「はい、楽しかったです!」と言ってしまいました(もちろん楽しかったのも事実)。

句会に参加し初めて1年半、新たなチャレンジをして、新たな学びを得た回でした。今後もどんどん楽しみたいと思います。

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