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大人の初めて日記2「初めての夜の羽田空港〜第2ターミナルに着いたその後編〜」

前回の続きです。↓

今回は、第2ターミナルに着いたあとのお話。
第2ターミナルにつくと、第1ターミナルよりちょっと近未来っぽい印象がありました。
理由は、エレベーターが円柱だったから↓

第2ターミナル

天井もなんとなく円盤っぽいし、円盤とか円柱を見ると宇宙を感じてしまうのはきっと私だけではないはず。

そして、最上階の展望デッキへ。
第2ターミナルの展望デッキは、第1ターミナルと違って、入った瞬間「映え!」って感じでした。

床に小さなライトが散りばめられていて、まさに星の上を歩いているみたいです。
気持ちカップルが多め。

第1ターミナルよりは静かで、たくさんのビルと葛西臨海公園の観覧車や、東京タワー、スカイツリーが見えました。
こっちは「The TOKYO」という感じの、ちょっと無機質な印象。

東京の景色ってこの無機質感がすごく好きです。
私が何をしたところで「お前には誰も興味ない。俺はここに建っているだけだ。」って言われてる感じ。分かります??
西新宿の大きいビルを見たりしても同じこと思います。
冷たくされるの好きなのかしら、わたし。

星の上を歩いてすごくワクワクしてるのに、無機質さによって冷静さも保たれてる感じ…不思議でした。

第2ターミナルを見ていたら9時過ぎてしまって、どうしても第1ターミナルのあの衝撃をもう一度浴びたくなったので、今度はターミナル間の無料バスに乗って第1ターミナルに戻り、もう一度最初の展望デッキに行きました。

そこで景色を見ながら、残りの時間はぼーっと座っていました。
なーんにも考えていませんでした。
noteにどうやって情緒的に書こうかなとか、考えてなかったわけではないですが、考えてたのに自然となくなっていく感じ。

目の前で起こっていることが私の全てで、頭の中が全て目の前の景色で埋まっていくような気分でした。

でも帰らなきゃいけない時間は来ます。
このままスーッと帰るには名残惜しかったので、もう一度屋上フロアまで上って、そこで大きくため息をつきました。

私の推しがこう言ってたんです。
「小さいため息をつくともう一回ため息をつきたくなるから、大きいため息を一回だけつくんだ」って。

だから、嫌なことを全部吐き出す勢いですっっっっっごく大きなため息を一回ついて、その分息をいっぱい吸いました。

そして羽田空港をあとにしました。

去ってから気づいたんだけど、
大きくため息ついてその後いっぱい息を吸うって、それただの深呼吸じゃね?????

まぁまぁ、それを深呼吸と呼ぶかため息と呼ぶかは私の裁量です。

今回羽田に行く数日前から、いろんなことがたくさんあったりして、また感情がゼロになりつつあったんですが、こんな夢みたいな景色を見ることができて、私にまた生きた感情が戻ってきました。

つらいことがあっても、あそこから日本中、世界中に私は逃げることができる。
そんなワクワク感もあったのかもしれません。

簡単に現実から逃げることなんてできない、と思っていたらそれは間違いです。
財布とスマホだけ持って羽田に来て、チケット買って飛行機に乗っちゃえばこっちのもんなんだから。

それで困る人なんて知りません。私は私が一番大事だから。
私が逃げたいと思えば逃げればいいんです。
そのためにこの場所があるんだって。

そう強く思えました。

素敵な夜✈


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