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仕事で辛くならないために、ようやく「自分の不得意」と向き合ってみる。

復職して2ヶ月。
まだまだ時短勤務だし、当日欠勤をしてしまう日もあるもののそれも月1日程度でなんとか抑えられています。
周囲ともなるべくコミュニケーションをとるよう頑張っている(つもり)。

いま、目下の問題は「職場の電話が取れない」こと。

もともと子どものときから電話はドキドキしてしまって苦手です。
よく「今どきの若者は電話を取る経験が少ないから〜」などと言われることもあるけれど、悲しいかなもう若者ではなくて……笑

社会人になってからは電話対応もそれなりにしてきたものの、休職してからめっきり機会がなくなり、さらに復職してもまだ業務に慣れないのが相まって恐怖心がより強く出てしまう(今はゆっくりめに受話器を取るふりだけして出遅れた感を出し、どうしても人が少ないときは頑張って受けています)
とりあえず上司には簡単に説明し「周りが積極的に取っているし、無理しなくていいよ」とは言ってもらえている状況。

でも、そもそもなんで苦手なんだっけ?と考えると、もしかしたら音声情報の処理が弱いのかもしれないと思い始めました。

思い返せば、2017年の年末。
突然オタクな話なんですが、私は「アイドルマスターSideM」というゲームが好きで、その日は池袋のサンシャインシティ噴水広場でイベントがありました。
噴水広場は文字通り噴水があって上階まで吹き抜けがあるエリア。毎日のように何かしらのイベントやライブがあり、人気のアーティストやコンテンツであれば周辺がかなりの混雑になることもあります。

引用元:https://sunshinecity.jp/facility/fountain.html

SideMもまた人気コンテンツのため、場所取り戦争に敗北した私は2フロアくらい上からそのイベントを観ることになりました。
しかし、マイクで喋っている声優さんたちのトークが反響で全く聞こえなかったのです。
音としてはちゃんと聞こえていて、でも何を話しているのかがわからない。
近くの人たちは笑っているのに、私だけが理解できていない。
結局その日の内容の多くはTwitterから補完した、非常に衝撃的なできごとでした。

これが一番印象的ではあるのですが、
●普段からも家族の言っていること、ドラマやアニメのセリフが聴き取れないことも時々。特にメカっぽいエフェクトがかかると難易度が上がる
●初見の曲はかなり集中しないと歌詞が聴き取れないし歌詞カード・字幕は必須。
●映画、観劇も反響がかかりやすいのでたまに
●ライブは歌詞がわかっているので大丈夫、ただMCや歌詞変更(ご当地ネタとか)が厳しいときあり
などなど。
対面でもときどき発生するうえ、スピーカーを挟むとより強く感じると言ったところでしょうか……

簡単な取り次ぎや自分が関わっているものであれば想定パターン内なので対応できるので、完全にダメではないんです。
でもそれは受話器を上げるまでわからないし、苦手だったりできない自覚があるうえで必要以上に挑戦するのは、大きなストレスや緊張感を伴います。
それを他の人と同じように、というのはきっと今、これからの私がやるのはきっと辛くなってしまう。

色々と書きましたが、結論として自身では聴覚情報処理障害(APD)を疑っています。
耳鼻科で聴力検査を受けてから大きな病院へ紹介状を書いてもらうルートもあるようですが、せっかく心療内科にかかっているので認知機能の方向から検査をお願いしてみようかと思います。
自分の認知・発達傾向は知っておきたいな〜と思いながらズルズル来てしまったけれど、上司に「これかもしれません」と言ってしまった以上、検査・診断してもらって報告する義務が生まれたので今回はちゃんとやります。

本当はリワークにいる間にやっておくと対策取りやすかったよな……という気持ちもあるけど「困りごとを特定して自己対処、自分だけで難しい部分はお願いする」という基礎の考え方はしっかり教えてもらったから大丈夫。なはず。

進展があればまた!

【7/12追記】
APD当事者会 APSさまがTwitterで取り上げてくださいました。ありがとうございます。

同じ症状を持つ方の多さに驚かされます……

このnoteを書いたあとかかりつけで検査希望を出したのですが、以前リワークでお世話になったクリニックの方がオプションでより細かくチェックできそうということでいったんキャンセル。後日紹介状を書いてもらう予定です。
ちょっと先になりそうですが、一応少しずつ進んでいます。

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