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へんじんもっこがとった企業秘密の扱い方

こんにちは。へんじんもっこの渡辺省吾です。
へんじんもっことは新潟県佐渡島でサラミやハム・ソーセージなどの食肉加工品を作っている会社で、「へんじんもっこ」の”へんじん”は変わった人、”もっこ”は佐渡の方言で”頑固者”という意味です。

今日は「へんじんもっこがとった企業秘密の扱い方」というテーマで書いてみたいと思います。

今、へんじんもっこにインターン生が来ています。
私は学歴が高卒なので、インターンシップがどういうものかわかってない部分も多いのですが、在学中に就業体験ができる素晴らしい制度ですよね。
#知識浅いなー

インターンシップを受け入れるまでの経緯と言いますと、ある日、1つの手紙が届いたんですね。当時、現役の大学生からで「食肉加工品の研究をしたいのですが、御社の商品と製造方法を頂けませんか?」というような内容でした。
後日メールを返信し、やりとりをしたところ、どの食肉加工メーカーさんにも断られ続けていて、ダメもとでへんじんもっこにも連絡してみたんだそうな。
私も「そりゃ、そうだよな。企業秘密を簡単に教えられないよな。」と思って、断ろうと思ったんです。だって、へんじんもっこの一番人気の商品の製造方法を教えて欲しいって、そりゃ無理でしょう。
テレビでへんじんもっこの商品が紹介されると、たまにいるんですよ、面識何もないのに「作り方教えてくださいよ〜」って電話かけてくる加工業者。

それに、論文を発表すると研究内容が公開される訳ですから、人気商品の製造方法が同業者にばれて、同じ商品を作られたら、価格競争で負けて、商品が売れなくなって、へんじんもっこみたいな小さな企業は消されちゃうんじゃ・・・なんて思っていたんです。

ただ、今の時代、自社のノウハウを教えて利益を上げるビジネスをする企業もあるし、私たちの作る商品は元々ドイツやヨーロッパですでに作られている商品。私たちが必死で隠したとしても知ろうと思えば調べられるなー、とも思ったんですね。

なので、選びました。少数派の考えを。
へんじんもっこは大学の研究に全面協力することにしました。

そのような経緯からへんじんもっこは大学とコネクションを持つことができまして、今回のインターンシップに繋がる訳です。

研究が進めば、きっとへんじんもっこの価値をもっとあげてくれることでしょう!
大学との共同研究の行方もぜひ面白がって頂けたらなと思います。

以上「へんじんもっこがとった企業秘密の扱い方」でした。


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